ぐっすり寝るための準備(1) 自分の骨格・姿勢を知る

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姿勢のお話(2)

〈コラム〉瓜阪美穂「理学療法士が教えます」 身体が痛い本当の理由 【第20回】

ぐっすり寝るためには、身体への負担がないベッドにサポートされた状態を探すのがコツ。そのためには「自分の骨格・姿勢を知る」「それにぴったりあった支え(サポート)を入れる(第20回参照)」ことです。人の身体にはそれぞれ異なるカーブがありますが、マットレスなどの寝具は当然既製品で、個別の体形に合わせた微調整はされていませんから、その調整を私達が自分で行います。

まずは自分の身体の特徴を知りましょう。仰向けを想定して、壁に背中を当て、自然な姿勢で立ってみます。無理してピシッと立つのでなく、楽な体勢で立つのがコツです。生まれつきの骨格だけでなく、生活習慣によって身に付いた姿勢の癖を把握することが大事です。その際、首の後ろ、腰、膝の後ろにそれぞれどのくらいの隙間ができるかを観察しましょう。例えば猫背の方は、首の後ろに大きな隙間が出来ます。この隙間を埋める為の十分な分量の支えがないと、頭が後ろに倒れて首を曲げた状態で一晩中眠ることになり、寝違えなどの原因にもなります。横向きで寝るほうが寝付きやすい方は、壁をベッドに見たて、肩が壁に付く形で横向きに立ってみましょう。仰向けで寝る場合に比べて横向きの方が、耳と壁の間の距離がある分、更に大きな枕が必要となります。このように一人一人の現在の骨格の形に合わせたサポートを見つけて寝るようにしましょう。

瓜阪美穂〈筆者プロフィル〉
瓜阪美穂(うりさか みほ)  理学療法博士、整形臨床スペシャリスト。ニューヨーク州立大学ビンガムトン校を卒業後、南カリフォルニア大学理学療法博士課程を修了。ブロードウェイミュージカルのダンサーの理学療法士としても活躍中。米国の理学療法により、自身の身体に興味をもち、正しい動作を生活に取り入れることを目的に治療や指導を行っている。
★身体に関する皆様からの質問も受け付けています。
【ウェブ】https://omptny.com/ja/

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