日本食の新鮮食材、一層充実
「ジャパンプレミアムビーフ」「濵田屋ベーカリー」も新規に
ミッドタウン・イーストに店を構えて107年の歴史を誇る、老舗の日系スーパーマーケット・片桐(224E 59th St)が5日にリニューアルオープンした。
ロゴを刷新し、スタッフの制服にもそのデザインが施されている。磯田道明社長は「(日系スーパーで)1907年から続いているという、このような長い歴史はなかなかないと思う。老舗のブランドイメージを植え付け、アピールするためにロゴを刷新した」と話した。
明るい店内には、日本人になじみ深い食料品や生活用品が見やすくきれいに陳列されている。新たに「ジャパンプレミアムビーフ」の精肉も加わり、和牛や黒豚といった米国生活で手に入れにくい新鮮な食材が以前にも増して種類が豊富にそろっているのも魅力だ。人気の高い獲れたての鮮魚コーナーや、総菜コーナーも一層充実。日本のパン屋さん「濵田屋ベーカリー」の商品も“仲間入り”した。商品の価格帯はリーズナブルで、営業時間も毎日午後8時まで。日本の味が恋しくなった時にはぜひ気軽に立ち寄りたい雰囲気である。
新しくなった店内には、常に顧客目線でサービスを提供している片桐ならではの工夫が随所に施されている。
片桐は今後、全米への店舗拡大も視野に入れているという。「ここのリニューアルオープンの成功を起点にして、ニューヨークにはあと3店舗くらい増やしていければ」と、磯田社長は抱負を語った。
営業は月〜日曜、午前10時から午後8時。【ウェブ】www.katagiri.com
(「WEEKLY Biz」2014年6月14日号掲載)