今シーズンは39作品が開幕
1930年に発足したブロードウェイ・ミュージカルの業界団体「ブロードウェイ・リーグ（Broadway League）」は５月23日、2015～16年度の業績を発表した。その結果、１席当たりの支払平均額は昨年よりも低い103.11ドルをだっったものの、ブロードウェイへの総来場者は過去最多の約1332万人を記録し、売り上げも史上最高の約13億7325万ドルに達したことが分かった。
この来場者数は、ニューヨーク州とニュージャージー州にある人気トップ10のスポーツチームの試合に来場した合計数を超える数字となっている。
ブロードウェイ・リーグの代表、シャルロッテ・セント・マーティンさんは、ここ３年連続で集客数が上昇し続けている理由について、「新作とリバイバル作品のバランスも良いこと、以前と比較して出演者がダイバーシティ（人種や年齢層が広い）に富んでいること、ミュージカルと演劇のバランスが良いことなどが理由と考えられる。観客が喜ぶものを提供できているのでは」と述べた。
今シーズンの期間に、39作品が開幕、うち11作品が新作ミュージカル、５作品がリバイバル・ミュージカル、９作品が新作演劇、11作品がリバイバルの演劇で、３作品は特別カテゴリに属する内容だった。
