片付け始める前にまず「自分の理想の暮らし」を考えて
片付けコンサルタントの“こんまり”こと近藤麻理恵さんが21日、ニューヨークのジャパン・ソサエティー(JS)で講演を行った。近藤さんの著書「人生がときめく片づけの魔法」の英語版は米国でベストセラーとなっており、会場は満席で空席待ちも出るほどの人気。約8割が日本人以外の聴衆で占められた。
まずは自身の経歴から紹介し、なぜ片付けコンサルタントをするに至ったのか、また米国人と日本人の片付けに関する悩みの違いを説明し、その後、衣服の畳み方やコツを実演で披露した。
片付けは自分と向き合うこと
また近藤さんは、片付けをスタートするために一番良い方法は「自分の理想の暮らしを考えること」であると述べた。
その上で「片付けは、ただ部屋をキレイにするだけでなく自分と向き合うことであること、つまり片付けをすることで自分自身を見つめ、大切にし、また他の人も大切にできる。さらにはそれが世界を平和にすることができる」と話し、終始穏やかな雰囲気に包まれていた会場は笑いと拍手で終了した。
聴衆のデニス・ヒューンさんは、「この本を読んで、片付けることは精神統一にもなることを学んだので、人生が楽しくなった」と話した。