ボランティア活動に投じる意味を語る
米国極悪刑務所を生き抜いた日本人として、「水曜日のダウンタウン」「クレイジージャーニー」など、日本の数々の番組に登場するHOMIE KEIさんが、本紙「NEW YORK ビズ」発行人の高橋克明と5月27日、神奈川県茅ヶ崎でトークショーを行った。
会場となったGood Family Park(神奈川県茅ヶ崎市中島20―1)はKEIさんがオーナーのレストラン兼多目的スペースで、当日が初披露。日本各地から80人ほどが来場し、記念すべくスタートをきった。
サプライズで両氏と交流のある俳優の竹内力さんも飛び入り参加し、3人がさまざまなエピソードトークを披露、会場を沸かせた。
トークショーは終始、米国の刑務所でボスにまで成り上がった男性が、なぜいま、自分の私財の全てを投げ打ってでもボランティア活動に身を投じるのか、というところから、自立して生き抜くための術について語られた。
竹内さんは「自分が子供の頃に恵まれなかった。そういう部分を含めて、子供たちを支援したいと思っている」と、KEIさんについて紹介。高橋もKEIさんの米国での日々、その後の働きに興味を持った一人で、「私財を投げ打ってまで恵まれない子供たちを支援するのはなぜですか」との問い掛けに、KEIさんが「子供の頃の自分のような子を一人でも作りたくなくて」と答えるなどのやりとりがみられた。
興味深い話に聞き入った参加者は、トークショー終了後もなかなか会場を後にすることはなかった。
新刊発表でセミナー依頼殺到
「プリズン・カウンセラー」
現在、自らの経験から“プリズン仕込みのカウンセラー”として病める日本を救うため、NPO法人「Good Family」を主催するKEIさん。新刊「プリズン・カウンセラー」(東京キララ社)=写真=が発刊され、各都市からのセミナー依頼が殺到している。また、別冊ヤングチャンピオンにて好評連載中の単行本「チカーノKEI〜米国極悪刑務所を生き抜いた日本人〜(1)」(秋田書店)も発売されている。
詳細は、www.facebook.com/goodfamilynpo/参照。
(2017年7月15日号掲載)