ニューヨークでの記者会見で抱負語る
男子世界ランク11位の男子テニスの錦織圭(日清食品)が22日、四大大会今季最終戦の全米オープン開幕(25日)を前に滞在先の日系ホテル「ザ・キタノ・ニューヨーク」で記者会見を行った。
8月初めに、右足親指にできた膿疱(のうほう)の摘出手術を行った錦織。「チャンスに懸けたい」と意欲を示しながらも、「(足は)日に日に良くはなっているが、まだ痛みがあるのは事実」と複雑な心境を語った。
錦織は手術から1週間が経過したあたりから歩けるようになり、座りながら練習を行っていたという。ラリーができるようになったのは数日前で、22日の練習については「かなり感覚が良かった」と語った。しかし、体力面にはまだ不安があるようで、「心肺機能がついてこられるのかが不安。まだ早い動きについて行けるか分からない」と不安も口にした。
今大会での目標については、「とりあえず1回戦を戦い抜けるかどうかだと思う。試合に向けて良い感覚をつかみコートに入りたい」と話した。
錦織は第10シードとしてに出場し、26日(午前11時=ニューヨーク時間)に行われる1回戦で世界ランキング176位のウェイン・オデスニク(米国)と対戦することが決まっている。
(写真はいずれも=22日、ニューヨーク(撮影:鈴木貴浩))
【錦織圭「全米オープン記者会見」=22日、「ザ・キタノ・ニューヨーク」】