天皇の意向の忖度などを「古事記」にさかのぼって考える
講師に同会長・高崎康裕氏
中国や韓国などとの歴史認識問題および竹島などの領土問題を考える「ニューヨーク歴史問題研究会」の第23回例会が2月27日、マンハッタンのニューヨーク日系人会で開催された。
今回のテーマは「天皇(Ⅱ):女系容認論再考と大御心の忖度」。会長の高崎康裕氏が講師として講演した。1月に開かれた例会のテーマ「天皇:皇統万世一系と女系容認論の理解」に関連し、「女系天皇の問題点」についてあらためてもう一度話をしてほしいとの要望が多かったため、まずは、同内容を詳しく説明。同時に天皇の意向である「大御心」の忖度(そんたく)と政治利用の弊害を「古事記」にさかのぼって考え、そこから天皇が日本人にとってどのような存在なのか、日本は他の国とどういった違いがあるのかなど、プロジェクターを使い分かりやすく解説した。
また、講演後には日本で維新の会が進めている河野談話の見直しを求める署名活動が紹介され、同運動の説明および署名用紙が配られた。次回例会は3月27日。
同会ではより多くの参加者を募っている。同会の活動の詳細はwww.nyrekishikenkyu.org参照。
(「WEEKLY Biz」2014年3月8日号掲載)