〈東日本大震災から3年〉NYグランドセントラル駅で被災地報道写真展開催

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「東日本大震災報道写真展」でパネルに見入る人々=2月28日、ニューヨーク(撮影:鈴木貴浩)

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あいさつを述べる草賀純男総領事・大使=2月27日、ニューヨーク(撮影:吉原)

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あいさつを述べるとアンディ・アンダーソンさん=2月27日、ニューヨーク(撮影:吉原)

東日本大震災から3年がたつのを前に、「東日本大震災報道写真展」(朝日新聞・三菱商事株式会社共催)が2月27日から3月3日まで、ニューヨークのグランドセントラル駅で行われ、被災直後から最近の復興の様子までを切り取った約100点が展示された。
2月27日のオープニングセレモニーでは、在ニューヨーク日本国総領事館の草賀純男総領事・大使が「これらの写真は震災時の身体的、情緒的な被害、惨状を伝える」と述べ、米国からの多大なる支援に対する謝意を強調した。
日本政府の「外国青年招致事業(JETプログラム)」で女性英語指導助手として宮城県石巻市の小中学校で教壇に立ち、震災の犠牲になったテイラー・アンダーソンさんをしのぶパネルも展示された。
セレモニーで、父親のアンディさんが震災後設立されたアンダーソンさんの記念基金によってもたらされた成果を発表、「日本を愛した彼女はきっと喜んでいるだろう」とあいさつして、会場から大きな拍手が湧いた。
(「WEEKLY Biz」2014年3月8日号掲載)

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『いたわる』岩手県陸前高田市の景勝地・高田松原で津波被害に耐えて1本だけ残った「奇跡の一本松」。中秋の名月がいたわるように照らす。衰弱のため枯れてしまい、接ぎ木で新たな命をつなぐ=2011年9月12日・岩手県陸前高田市(Photo: Eijiro MORII, The Asahi Shimbun)

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