3000人超動員、大熱狂
日本の女性3人組テクノポップユニット「Perfume(パフューム)が15日、結成15年のメジャーデビュー10年目で初のニューヨーク公演をミッドタウンのハマースタイン・ボールルームで行った。チケットは完売し、3000人超を動員。少しでもステージに近い場所を取るために、前日の夕方5時から並んだファンの姿もあった。
ぎっしりと埋まった客席から「パッフューム!」「パッフューム!」の大歓声が響く中、メンバー3人が登場。気温3度という外気の寒さを吹き飛ばす、熱いステージが幕開けした。
アップテンポでノリのいい曲を中心に、世界的DJがリミックスを手掛けた「Spending all my time」や、鮮やかに光るライトセーバーを手にした「GAME」、高速ステップの「ねぇ」などを次々と披露、会場を盛り上げた。
3人はほぼ英語でMCをこなし、途中、観客のバイリンガルの女性ファンに通訳を任せ、日本語で自由に観客とコミュニケーテョンをとる場面も。
2時間半のライブでアンコール含む、全16曲を披露し、大熱狂のまま幕を下ろした。公演終了後も鳴り止まない歓声に、彼女たちは舞台裏からマイクを通し、観客に向けて「See you again」と再会を誓う言葉を送った。
インターネット交流サイト(SNS)のファンサイトで知り合ったという4人組の米国人男性は、この日が来るのをずっと待っていたと興奮気味。生で見た彼女たちのパフォーマンスは想像以上で、今夜は興奮して寝れないと話した。1階の立ち見席には、日本人以外の姿が目立ち、ニューヨーク以外の州や、南米などから駆け付けたファンの姿もあった。
(「WEEKLY Biz」(ニューヨーク)2014年11月22日号掲載)