〈Topic〉リセ・ケネディ国際学校 50周年記念式典

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「日仏両校の連携をさらに深めたい」

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創立記念パーティーに出席した、(左から)ジャパンソサエティー教育プログラムの源和子副部長、リセ・ケネディ・フレンチ・アメリカンスクール父母会のサブリナ・カスセラ会長、リセ・ケネディ国際学校の園田明淑理事長、リセ・ケネディ日本人学校の石塚義昭校長、リセ・ケネディフレンチアメリカンスクールのドミニック・ヴィロシター校長、司会を務めたミドリ・Im氏=4月28日、ニューヨーク(撮影・井上)

語学と文化を通してバイリンガル教育を行う「リセ・ケネディ国際学校(Lyceum Kennedy International School)」の創立50年を記念し、アッパーイーストにあるフランス大使館で4月28日、レセプションが行われ、100人以上が出席した。
リセ・ケネディ国際学校の園田明淑理事長の乾杯のあいさつとともに、クラシック音楽の生演奏が流れる中、花火が立てられた50周年を記念のケーキが登場し、会場を大いに盛り上げた。
同校のフレンチ・アメリカンスクールのドミニック・ヴィロシター校長は、「同校の利点は母国と米国だけでなく日仏英の三つの文化を学び、コミュニケーションが取れるようになることです。このことは異なる面からの視点を養うことができ、下級生にも良い影響を与えています」と、長年にわたり支持されてきた同校の強みについてスピーチした。
また同校の日本人学校の石塚義昭校長は、50周年式典が盛大に挙行されたことへのお礼を述べたあと、「このような記念すべき日に日本人学校の校長を務めていることに関しまして、この上ない喜びを感じています。今日の式典を新たに日本人学校とフレンチ・アメリカンスクールとの連携をさらに深めていきたいと思っております」と述べるとともに、今後の同校のますますの発展を祈念した。

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花火が立てられた50周年を記念のケーキも“登場”=同

同校は人格の基礎を形成する多感な時期に米国と母国の文化の中で過ごす子供たちが、双方の文化を身につけた人間に成長し、21世紀の国際社会に貢献できる人材育成を目指して創立された。ニューヨーク在住の日本人やフランス人の子女らが、米国の文化を取り入れながらも、しっかりとした母国の教育を受けることのできる教育機関として米国に根差している。
ウェブ】jp.lyceumkennedy.org/
(「WEEKLY Biz」(ニューヨーク)2015年5月9日号掲載)

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