フジテレビアナウンサーの阿部知代さん、NYで朗読発表会

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講師を務める講座「朗読:美しい日本語を話す・読む」の受講生らと

世界的マリンバ奏者のミカ・ストルツマンさんをゲストに

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ミカ・ストルツマンさん(右)のマリンバの演奏をバックに、「竹取物語」の朗読を披露する阿部知代さん

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「旅」をめぐる言葉を読み上げる受講生

フジテレビアナウンサーの阿部知代さんが講師を務める講座「朗読:美しい日本語を話す・読む」の受講生と阿部さんによる朗読発表会が8日、ジャパン・ソサエティーで行われた。
2部構成の発表会の1部では夏季朗読講座受講生12人が、2部では講師の阿部さんが世界的マリンバ奏者のミカ・ストルツマンさんをゲストに迎え朗読を披露した。
「旅」をテーマに、受講生が「僕の前に道はない僕の後ろに道は出来る」(高村光太郎)、「あちこち旅をしてまわっても、自分から逃げることはできない」(ヘミングウェイ)、「孤独という切符を買ってでも、自由な旅人でいたい」(戸川昌子)など、「旅」をめぐる言葉を読み上げた。それに続き、川端康成の「伊豆の踊子」の朗読。受講生は情景を思い浮かばせる、巧みな朗読術で2カ月にわたる練習の成果を披露した。
2部では、3年の駐在を終え、日本に帰任することが決定している阿部さんに向け、ミカさんが、夫でグラミー賞受賞のクラリネット奏者、リチャード・ストルツマンさんと演奏をプレゼント。その後、今回のためにアレンジされたマリンバの演奏をバックに阿部さんが「竹取物語」を朗読。奥深いマリンバの音色とともに、声色を多彩に使い分け、観客を楽しませた。。
阿部さんは、受講生の集中力の高さと、技術の向上を賛辞するとともに、日本語の美しさを伝えられる朗読講座が今後も続いて行くことを願った。
また、自身のニューヨーク滞在を振り返り、ここでの日々は「最高」で、「I’ll miss here」と、名残惜しんだ。
同講座は、アナウンサーの新人研修と同じプログラムで、基礎的な発声から滑舌練習を経て、普段使う日本語をブラッシュアップすることを目的としている。詳細はwww.japansociety.orgを参照。

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(「WEEKLY Biz」(ニューヨーク)2015年8月15日号掲載)

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