獺祭、ニューヨーカーも「おいしい!」

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アニュアルパーティーで旭酒造社長もPRに一役

旭酒造の桜井博志・代表取締役社長(左)と桜井一宏・取締役副社長。後ろは獺祭の原料米、山田錦=14日、ニューヨーク(撮影:山田)

旭酒造の桜井博志・代表取締役社長(左)と桜井一宏・取締役副社長。後ろは獺祭の原料米、山田錦=9月14日、ニューヨーク(撮影:山田)

 

日本にとどまらず、世界でもそのおいしさが認められている日本酒「獺祭(だっさい)」のアニュアルパーティーが14日、ミッドタウンのルーフトップバーで開催された。

参加者たちは夜空の下、代表作とも言える「磨き二割三分」や、1ボトル1000ドル以上する最高級の「磨きその先へ(beyond)」などを味わい、会場のいたるところで「おいしい!」の声が聞かれた。

パーティーの模様=同

パーティーの模様=同

 

旭酒造・桜井社長 「常に最高のものをお客さまにお届け」

「獺祭」を製造・販売する旭酒造は、酒米「山田錦」を使った純米大吟醸にこだわってきた。そのため「獺祭」は全般的に一般の日本酒よりも値段が高めだが、それでも広く受け入れられ人気を集めてきたのはなぜなのか。日本から駆け付けた旭酒造の桜井博志社長は、「私たちは、お酒はおいしくなければ意味がないと考えております。口に入るものに関して常に最高のものを追い続け、お客さまにお届けしてきました。それが自然とお客さまの反応につながり、値段が少し高くてもついてきてくださっているのだと思います」と語った。

酔うため、売るための酒ではなく、味わう酒を求め、真においしい酒を目指してきたその姿勢こそ、「獺祭」が日本人だけでなく、多くのニューヨーカーたちの心をもつかんで離さない理由のようだ。

(2016年9月24日号掲載)

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