多治比純子さんら、カーネギーで
クラシック音楽による、継続的な東日本大震災の被災地支援プロジェクトとして活動する「千の音色でつなぐ絆プロジェクト」の一環として、ニューヨーク在住の日本人バイオリニスト、多治比純子さん（www.sumikotajihi.com）が30日、カーネギーホール・ワイルリサイタルホールでコンサートを行う。
作曲家でピアニストのジュゼッペ・デバスタートさんらと共演し、東日本大震災犠牲者の追悼、被災地の人々への励まし、自然と歴史の擁護とともに世界平和も訴える。
イタリア・ナポリ市が同国の音楽に最も貢献した音楽家に与える国際賞を受賞したデバスタートさんが今回、多治比さんに新曲を提供。その際、TSUNAMIバイオリンの存在を知り、多治比さんとのツアーを通して被災地の支援、環境を考える機会を作りたいと考えたという。
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今回、多治比さんが演奏に使うTSUNAMIバイオリンの裏には、陸前高田市の「奇跡の一本松」が描かれ、その木片がバイオリンの心臓部である魂柱に使用されている。
公演収益の一部を、東北地方太平洋沖地震復興基金に寄付する。
所管財団法人は「CLASSIC FOR JAPAN」で詳細はウェブ（classic-for-japan.or.jp）を参照。
■コンサート情報
【日時】５月30日（金）20：00〜【会場】カーネギーホール・ワイルリサイタルホール【場所】57th St & 7th Ave【料金】30ドル【詳細】http://p.tl/UlWw
（「WEEKLY Biz」2014年５月17日号掲載）
 多治比さんが演奏に使うTSUNAMIバイオリン |
 多治比純子さん |
