古川さん「日本の本物のラーメン文化が必要」
安間さん「NYでの客の反応で出店に手応え」
10日、「BentOn Cafe」ファイナンシャル・ディストリクト店(123 William St)内の一角に「麺屋二郎」がオープンした。日本の“Bento”をニューヨークに浸透させた「BentOn」が、今度は日本の“Ramen”を巻き込む。
コラボレーションに至ったいきさつなどをBentOnの社長・古川徹さんと麺屋二郎の店主・安間二郎さんに伺った。
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タッグを組んだBentOnの社長・古川徹さん(左)と麺屋二郎の店主・安間二郎さん=9日、「BentOn Cafe」ファイナンシャル・ディストリクト店(撮影:工藤)
約2年前に金融街の店舗で好みの総菜を選べる「BENTO on demand(弁当オンデマンド)」をスタートさせた古川さん。同エリアにも、もっと日本の食文化を楽しめる場所を作りたいと感じていた。そしてラーメンこそが、依然勢いのある日本食としての商品価値に加えて、弁当では弱い時間帯である夜の集客力もあると気付く。
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「BentOn Cafe」ファイナンシャル・ディストリクト店
一方、鹿児島・指宿の有名店である麺屋二郎は、2016年10月にニューヨークのラーメンコンテストで人気投票第1位を獲得。その人気に後押しされて今年2月にロングアイランドのグリーンポートで、3月にマンハッタンでポップアップ展開をするなど話題をさらっていた。活躍する安間さんの、本紙記事を見つけた古川さんが連絡するとすぐに意気投合し、トントン拍子に話が進んだ。
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オープンを知らせるポスター
古川さんにとって、日本のラーメン文化で育った麺屋二郎こそ「本物」の日本食文化を追求するためには必要だった。「最近では、アメリカ人にも日本食の情報はたくさん入っていて、どれが本物かというところまで分かっています。本店が日本にあるかなどもウェブでチェックしているのです」(古川さん)。
安間さんは、「3〜4年前にアジアに視察に行ったもののピンとこなくて。(ニューヨークでのイベントやポップアップ展開などで)実際にお客さんの反応を見て、ニューヨークへの気持ちが大きくなりました」と出店までの道のりを振り返る。そして、年内にはブルックリンに2店舗目の出店も決めている。
また、BentOnでは食の要望がつきないニューヨーカーに応えるために、同日同店で「DONBURI on demand(丼オンデマンド)」もスタートさせた。
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「DONBURI on demand(丼オンデマンド)」の案内
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「DONBURI on demand」の数々
“Bento”“Ramen”“Donburi”を日本食の代表選手とし、その道を約10年極めたリーダーたちが、食に厳しいニューヨーカーに切り込む。ウォール街の食生活に新たな旋風を巻き起こすかもしれない。
▪情報
BentOn Café/麺屋二郎 ファイナンシャル・ディストリクト店
【住所】123 William St(bet Fulton and John St)
【電話】212-608-8850
【営業時間】〈BentOn Café〉月―金 午前11時〜午後9時、土 午前11時〜午後8時
〈麺屋二郎〉月―金 午前11時〜午後9時、土 午前11時半〜午後8時
【ウェブ】www.bentoncafe.nyc、www.menyajiro-ny.com
(2017年8月19日号)