〈コラム〉通学用かばん パックパックなどの選び方(下) 内容量は体重の10%以下にとどめる

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カイロプラクター DR. 石谷三佳「骨盤・背骨の歪みをリセット」第164回

前回=7月14日号掲載=から引き続き、バックパック選び方のポイントをご紹介します。

(3)背中にパッドのついたもの 背中にパッドが入っていると重い中身を背負う負担が軽くなるだけでなく、学用品(鉛筆、定規、ノート、はさみなど)の角や先端が背中に当たるのを防いでくれます。
(4)胸の位置と腰の位置でとめられるストラップが付いていること
(5)素材の厳選 軽い素材と防水加工がされているもの。雨の日でもノート類が濡れないことは必須です。さらに、背中の部分がメッシュになっていると、夏でも熱気がこもりにくく快適です。
(6)仕切りがあるもの 仕切りがあることで、中に入れる本や学用品の重さを均等に配分でき、角やとがった部分のあるものは背中に当たらない場所に入れることができます。重いものはなるべく体に近いところに配置するのがコツです。

最後に、バックパックを買った後、必ず気を付けてほしいことは、内容量は体重の10%以下にとどめる! です。例えば45キロの子なら4.5キロ以下、23キロの子なら2.3キロ以下にすることが大切です。それ以上の重さになると背骨を傷めますので、気を付けてくださいね。
教科書などが入りやすいこと、仕切りがあること、防水であること、体に合った大きさであること、背負った時にバックパックが体に密着していることが重要です。他には、登山用ブランドのリュックも体にフィットします。肩のストラップの角度と素材感がポイントでした。もちろん、胸と腰に巻くストラップも付いています。

以上のポイントだけで、同じ重さでも負担感は全く違います。少し値段が高めでも体の負担を軽減するためにぜひ、良いものを購入してみてください。
(次回は8月11日号掲載)
MikaIshitani〈プロフィル〉石谷三佳(いしたに みか) 石谷カイロプラクティッククリニック院長、パーマーカイロプラクティック大学院卒、ハーバード大学医学部専門課程終了/米国、米国小児、ニュージャージー、日本カイロプラクティック協会会員/2008「Chiropractor of the Year」受賞。2015「Bergen’s Top Chiropractor」受賞。
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