〈ザ・ドクター〉「石谷カイロプラクティック」 マーク・ディゾン先生

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〈カイロプラクティック〉患者さんとのコミュニケーションが大切

11-11-12ishitani ニュージャージー州フォートリーにある石谷カイロプラクティックに、カイロプラクターとして14年の経験を持つマーク・ディゾン先生が新たに加わった。「患者さんとのコミュニケーションが大切」というマーク先生にお話を伺った。
―マーク先生にとって、カイロプラクティックとは。
大学卒業後、16年にわたり製薬会社の研究所で新薬の開発や研究に携わっていました。そんな中、自分にしかできない医療の道を、と考え、再び大学に戻り、カイロプラクティックを学びました。医師と言ってもいろいろな種類があります。自分の“手”を使って、患者さんを治すことができるカイロプラクティックは、自分の天職だと思っています。
―先生がいつも心掛けていること、モットーを教えてください。
患者さんとのコミュニケーションですね。リラックスした状態で治療に入ることがとても重要なので、患者さんに心を開いてもらえる関係になることは大切ですね。
―腰痛や肩凝りが悪化し、駆け込んでくる患者さんが多いと思いますが。
腰痛や肩凝りは生活習慣が間違って起きる症状や病気です。ですので、私の治療は患者さんが無意識に行っている行動を聞き出すところから始まります。足を組むとか、首を鳴らすとか、風邪が悪化して咳(せき)が癖になっているとか、考えられる原因はたくさんあります。治療とともに、痛みや悩みを共有して、それらの習慣を改善し、健康になっていただきたいと思います。
―主な患者さんの症状は。
腰痛、肩凝りも含めて、坐骨神経痛、ヘルニアの患者さんも多いですね。また、子供さんにおいては、けがで脱臼したり、成長期に姿勢が変だったり、といろいろなケースがあります。
―診療はどんな感じなのですか。
カイロプラクティックは簡単に言うと、骨の位置を動かす治療です。体のどこかが痛ければ、人間、必ず防衛本能が働き、身構えますよね。その部分に力を加えて、矯正していきます。その方法は、症状によってさまざまで、手技や器具によって丁寧にやさしく行う背骨や四肢の矯正や、全身のこりをほぐし、血行を良くすることで、自然治癒力を高めるトリガーポイントセラピー(治療)、プロスポーツ選手やダンサーらに代表されるさまざまな筋肉の痛み、症状の治療に使われているグラストン治療などがあります。また、低周波治療や超音波治療も必要に応じて取り入れています。
マーク・ディゾン先生 Fairfield Universityで統合生命科学と心理学を専攻。卒業後、製薬会社で16年にわたり研究員として在籍。その後、カイロプラクティックを学ぶため、National College of Chiropractic(現・National University of Health Sciences)に入学、修士獲得後、カイロプラクターに。ニューヨーク生まれ、ニュージャージー育ちのアメリカン・フィリピーノ。

石谷カイロプラクティック 「患者さんに自身の体について知ってもらい理解してもらいたいから」との石谷三佳院長の考えから、初回の背骨検診、カイロプラクティック、整形外科検査、神経検査は無料で行っている。2回目に、検査やレントゲンの結果(Report of Finding)を解説、同クリニックで治療可能か、どのようなタイプの治療が必要か、また、治療にどのくらいの期間がかかるのかを説明する。保険や支払い方法についてもお話があり、その全てについて患者さんから了承を得た上で、早速、治療に入る。


情報
Ishitani Chiropractic
【電話】201-302-9993 【ウェブ】www.ishitanichiropractic.com/【住所】1495 Palisade Ave
Fort. Lee, NJ 07024(「WEEKLY Biz」2011年11月12日号掲載)

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