ニューヨークは、チェルシーを中心に有名なアートギャラリーが数多くある街。新型コロナウイルスの影響で一時的に全館閉館している中、オンラインで美術作品を無料公開しているニューヨークのギャラリーを紹介します!
◎David Zwirner
マンハッタンに3箇所のギャラリーを構える「David Zwirner」は、これまでに草間彌生さんの個展を5度にわたり開催するなど、世界的大物アーティストの作品展示を数多く手掛けてきました。ウェブサイトでは、現在展示中の作品を公開しているだけでなく、芸術家や専門家によるポッドキャストを定期的に無料で配信しています。
【ウェブ】www.davidzwirner.com
◎Pace Gallery
チェルシーの「Pace Gallery」は、展示される予定であった展覧会に加えて、ウェブ上で開催するオンライン展覧会も公開しています。また、日本を拠点に世界で活躍する美術家兼多摩美術大学名誉教授の李禹煥(リー・ウーファン)さんによる、最新のエッセイも公開中。
【ウェブ】www.pacegallery.com
◎Gagosian Gallery
「Gagosian Gallery(ガゴシアン・ギャラリー)」は、ニューヨークを中心に世界18箇所にも渡ってアートギャラリーを展開しています。ウェブサイトでは、ニューヨーク、ロサンゼルス、パリ、香港などで現在開催中の展覧会を閲覧することができます。
【ウェブ】gagosian.com/
◎New Museum of Contemporary Art
ノリータにある美術館「New Museum」は、現代美術を専門に扱っています。ウェブサイトではデジタルアートを紹介し、45以上もの作品を閲覧することができます。前衛的なデザインの同館は、妹島和世(せじま・かずよ)さんと西沢立衛(にしざわ・りゅうえ)さんによる日本の建築ユニット「SANAA(サナア)」が手掛け、2010年に「建築界のノーベル賞」と呼ばれる「プリツカー賞」を受賞しました。
【ウェブ】www.newmuseum.org/exhibitions/online
◎Artsy
ニューヨークやパリ、東京などの世界10都市にある美術館が有する作品のオンライン閲覧、また、オークションを手掛けるウェブサービス「Artsy(アーツィ)」。現代アートを中心に、村上隆さんやバンクシーの作品を閲覧することができます。
【ウェブ】www.artsy.net/
◎How Can We Think of Art at a Time Like This?
「How Can We Think of Art at a Time Like This? 」は、「危機的な時期における自由な表現のためのプラットフォーム」を提唱する、オンラインで閲覧できる壁のない展覧会。新型コロナウイルスによって引き起こされている文化の変化に対応した、社会的なメッセージを提供しています。作家のバーバラ・ポラックさんとアーティストエージェントのアン・ヴァーハレンさんがキュレーションを担当しました。日本人アーティスト束芋(Tabaimo)さんの作品も公開中。
アートの街、ニューヨークから発信される作品は数えきれないほどたくさんあります。お家時間で、オンラインギャラリー巡りをして美術鑑賞を楽しんでみてはいかがでしょうか。