日本とNY双方の妊活事情に精通、「培養士」から転身、一人一人の質問に答える立場で支援

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NYの日本人向け妊活・不妊相談コンサルタント「ストーク・トークス(STORK TALKS)」
代表のChisa Yamanobeさん

妊活・不妊相談ができる日本人向けのオフィス「ストーク・トークス(STORK TALKS)」を昨年立ち上げた、Chisa Yamanobeさん。不妊・妊娠関連職を日本で10年、ニューヨークで6年経験、これまで約3200人のクライアント(妊娠を希望する女性や夫婦)と接してきた。

 

「ストーク・トークス(STORK TALKS)」代表のChisa Yamanobeさん

◇ ◇ ◇

2003年から日本で受精卵を培養する「培養士」としてキャリアをスタートしたChisaさん。ニューヨーク移住後、不妊治療、体外受精など妊娠・不妊関連の専門クリニックとして世界的に知られる「New Hope Fertility Center」で日本人クライアントをサポートするための通訳を数多く経験。日米の違いや専門用語の難しさに悩む数多くのクライアントを見続けるうちコンサルタントへの転身を決意する。「日本とニューヨーク双方の状況に精通している私は、培養士としてではなく、一つ一つの質問にしっかりお答えできる立場に転身したほうが、お困りの方々をより助けられるのではないかと考えました」

相談に訪れるのは30〜40代が中心。不妊治療の経験がなく何から始めたら良いか全くわからないというクライアントも、あれこれ試し行き詰まってしまったクライアントも担当する。

不妊治療には大きく分けて3段階の対応がある。まずはタイミング法。妊娠しなければ人工授精に移り、それでも妊娠しない場合は体外受精へと進む。

日本では病院で一つ一つの違いや次のステップに進むべき時期を細かくアドバイスしてくれるのが一般的だが「アメリカでは知識は自分で勉強してね、あなたが決めたことを私たちはやるから、という態度で扱われることが多く、その違いにびっくりするクライアントさんも多いのです」とChisaさん。「(アメリカでは)クリニックへ行く前に、自分がどんな治療をしたいかを自分で積極的に学んで計画しておくことが重要です」

日本よりも米国のほうが選択できるオプションが多く、検査なども受けやすいため成功率が高いと言われている妊活。日本語でのEメールやテキストメッセージを受け付けているのでまずは気軽に一度問い合わせを。

 

STORK TALKS
【ウェブ】www.storktalks.com/

●マンハッタンオフィス
19 W 34th Street, PH, New York, NY 10001
※クイーンズオフィスはMiddle Village / Forest Fills 地区にある。詳しくは予約時に問い合わせを。

【料金】
・対面での相談:初回90分200ドル(2回目以降45分100ドル)
・電話相談:30分50ドル
・Eメールプラン:月5回まで、60ドル、6回目以降1本20ドル
・クリニックへの同行通訳:1時間100ドル
【テキストメッセージ】347-556-3857
【Eメール】contact@storktalks.com
【受付時間】月─金 午前9時〜午後6時、土 午前10時〜午後7時、日曜定休

(2019年4月20日号掲載)

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