インタビュー 植野有砂/マリエ

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ニューヨークはより女性らしい格好ができる街(植野)

ここは仕事を目いっぱいすると世界で一番楽しい街(マリエ)

「ガチ!」BOUT.202・ 203

 

マリエ,植野有砂

 

2月中旬、米国から訪日客を誘致する祭典「ジャパンウイーク2015」がニューヨークで開催され、日本でファッションアイコンとして知られるファッションモデルでタレントのマリエさんとファッションプロデューサーの植野有砂さんがゲスト出演した。忙しいスケジュールの合間をぬって、お二人に日米のファッション文化の違いや、ニューヨークのファッションシーンについてお話を伺った。(聞き手・高橋克明)

 

「ジャパンウイーク2015」にゲスト出演

日本のファッションをニューヨーカーに紹介する、今回の「Kawaii & Cool Fashion」にゲストとして参加されましたが、いかがでしょう。

植野 最初は人が集まってくれるかなって、正直、不安だったんですけど、意外とみんな集まってくれて(笑)。ちゃんと話を聞いてくれたからうれしかったです。

マリエ いや、すごいなーって思いました。やっぱり、みんな日本のファッションや、有砂ちゃんのキャラクターに関心を持ってるんだなってすごく感じましたね。先ほど(のトークショーで)有砂ちゃんは「自分のファッションは、あまりマスを狙ってない」って言ってましたけど、だからこそ、それが深いファンをつかんでいるんだろうなって思いましたね。

なるほど。お二人が実際にニューヨーカーのファッションを見て受ける印象はいかがでしょう。日本のソレと違いは感じますか。

植野 私の場合はニューヨークに来ると服を怠っちゃうところがあって…。ニューヨークファッションっていい意味で当たり障りないというか、私からすると大人な服というか、ミニマルだったり、モードだったりが多いから、例えば、こういう(今、自分が着てる)服はこの街には、なかなかいなくて。

訪れる街によって着るものも変える、と。

植野 変えますね。行く土地によって持っていく洋服も変わってきます。ニューヨークだからアウターはこの色をやめよう、とか。例えば東京では着ないロングコートもこの街ではちょっと背伸びして着よう、とか。その土地に対応できるものを選びます。ニューヨークはより女性らしい格好ができる街だと思いますね。

そのニューヨークに滞在される予定もすでにあるとかで、やはりお好きな街ですか。

植野 好きですね。やっぱり東京より忙しい街だと思うんです。東京には自分の居場所があるけど、ここにはまだないんで。ここで、自分の居場所を作りたいなぁって思いました。ここで自分の居場所ができるようにいっぱい働きたい。だって、ニューヨークで暇っていうのが一番怖いじゃないですか。(笑)

確かに(笑)。すでにニューヨークで暮らされたことがあるマリエさんは、そのあたりいかがでしょう。

マリエ 分かります、分かります(笑)。ニューヨークって、やることがなかったら、本当にいるだけ無駄な街、というか(笑)。ちょーお金持ってるか、ちょー忙しくしているか。仕事を目いっぱいすると、世界で一番楽しい街だと思う。

間違いなくそうですね。

マリエ だから、もし何も目的がなかったら、多分帰った方がいいっていうぐらいの街だなぁ(笑)って思うので、だから、Keep Up busy ―。常にいい意味で忙しくしていくのが自分を向上する街なのかなって思います。

トークショーで日本のファッションシーンを紹介するマリエさん(左)と植野有砂さん=2月18日(撮影・鈴木貴浩)

トークショーで日本のファッションシーンを紹介するマリエさん(左)と植野有砂さん=2月18日(撮影・鈴木貴浩)

ニューヨークの先輩として、マリエさんから有砂さんに「ここは行った方がいいよ」という、お勧めのスポットはありますか。

マリエ えー、いっぱいありすぎて…。

植野 教えてほしいですっ!

マリエ アタシが一番、有砂ちゃんにお勧めな場所は、ブルックリンにできた「Baby’s All Right」っていうお店ですね。めっちゃ盛り上がってて、有砂ちゃんみたいな、アーティストたちが毎晩集まるお店でツーリストが来ない。現地の人が集まって、バンドでイベントやったり、ごはん食べたりしてるところ。

植野 行きたーいっ!

マリエ ぜひ、ぜひ! こんど行きましょう。いろいろ一緒に回ってね。

では今回の滞在でこれだけはやっておきたいことはありますか。

植野 あ、タイムズスクエアに行くことです。(笑)

あ、タイムズスクエア…、すぐそこですね。(笑)

植野 大好きなんです、はい。みんな「ツーリストだらけじゃん」って言うんですけど、何回行っても、あそこに行ったら「ニューヨークきたぁ!!」ってなるから。ニューヨーカーには「いや、新宿じゃん」って笑われるんですけど(笑)。でも、やっぱりエネルギーが全然違う。ツーリストだらけでも「ニューヨーク」って一番感じられる場所だから、何度でも、毎回でも、行きたいんですね。今回はまだ行ってないんで、帰る前に寄らなきゃって気持ちです、今。

最後に、それぞれに在ニューヨークの日本人にメッセージをお願いします。

マリエ 私はこっちに住んでいらっしゃる日本の方にとても感謝していて。自分が留学していた時に助けてくださったのが、こちらの日本人の皆さんだったんですね。すごく応援してくださったし、「頑張ってください」って声掛けてくださったし。この場を借りて、本当にありがとうございましたって、皆さんに伝えたいです。だからニューヨークって街が大好きですね。

植野 海外に旅行で来ただけでも、日本語を聞くと、それだけで安心できたりとか、自分は日本人だってアイデンティティーを感じることができますよね。だからこそ、こっちに住んでいる日本人同士はすごく仲良くなれたり、日本に帰った後もずっと友達でいられるんだと思うんです。もっとつながりを大切にして、次回来た際は、マリエちゃんが言ってたように、アタシも助けてもらいたいなって思いました。(笑)

日本最大級のリアルクローズイベント「東京ランウェイ」が2月19日、「TOKYO RUNWAY meets NEW YORK」としてニューヨークコレクション2015秋冬に参加。植野有砂さんがプロデュースするファッションブランド「FIG & VIPER」も参加し、ショーを盛り上げた。(撮影:工藤)

日本最大級のリアルクローズイベント「東京ランウェイ」が2月19日、「TOKYO RUNWAY meets NEW YORK」としてニューヨークコレクション2015秋冬に参加。植野有砂さんがプロデュースするファッションブランド「FIG & VIPER」も参加し、ショーを盛り上げた。(撮影:工藤)

 

★ インタビューの舞台裏 → ameblo.jp/matenrounikki/entry-11992580915.html

 

植野有砂(うえの ありさ) 職業:レディースアパレルプロデューサー
2012年、清泉女子大学英語英文学科を卒業。女性ファッション誌「Ranzuki」専属モデルに始まり、10代の女性に絶大な支持を集めるファッショ ン誌「Popteen」「nuts」「BLENDA」「Popsister」などで読者モデルを歴任。ファッションアイコンとして活躍する。現在は、自身 がプロデュースするレディースアパレル「FIG & VIPER」(fig-viper.com)のデザイナーとして活躍、多くの作品を発表している。また、DJ(ジャンル:electro、 dubstep)としても活動する。【公式ブログ】ameblo.jp/ueno-arisa/

マリエ 職業:ファッションモデル、タレント
2005年から女性ファッション誌「ViVi」専属モデルでありながら、数々のバラエティー番組に出演。ファッションモデルとしては、東京ガールズコレクション、神戸コレクションなどのショーに出演。数多くのレギュラー番組や連載を抱える中、さらなるステップアップのために、11年9月に世界3大ファッションスクールとして名高い米国ニューヨークのパーソンズ美術大学に留学し、ファッションを専攻。12年7月に帰国後、さまざまなメディアで活躍中。活動の幅を広げている。【公式ブログ】yaplog.jp/marie-photo/

 

〈インタビュアー〉
高橋克明(たかはし・よしあき)
専門学校講師の職を捨て、27歳単身あてもなくニューヨークへ。ビザとパスポートの違いも分からず、幼少期の「NYでジャーナリスト」の夢だけを胸に渡米。現在はニューヨークをベースに発刊する週刊邦字紙「NEW YORK ビズ」発行人兼インタビュアーとして、過去ハリウッドスター、スポーツ選手、俳優、アイドル、政治家など、400人を超える著名人にインタビュー。人気インタビューコーナー「ガチ!」(nybiz.nyc/gachi)担当。日本最大のメルマガポータルサイト「まぐまぐ!」で「NEW YORK摩天楼便り」絶賛連載中。

 

〈インタビュアー〉
高橋克明(たかはし・よしあき)
専門学校講師の職を捨て、27歳単身あてもなくニューヨークへ。ビザとパスポートの違いも分からず、幼少期の「NYでジャーナリスト」の夢だけを胸に渡米。現在はニューヨークをベースに発刊する週刊邦字紙「NEW YORK ビズ」発行人兼インタビュアーとして、過去ハリウッドスター、スポーツ選手、俳優、アイドル、政治家など、400人を超える著名人にインタビュー。人気インタビューコーナー「ガチ!」(nybiz.nyc/gachi)担当。日本最大のメルマガポータルサイト「まぐまぐ!」で「NEW YORK摩天楼便り」絶賛連載中。

 

(2015年3月14日号掲載)

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