〈ウチのイチ押し〉Hell’s Chicken

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ヘルズキッチンで新鮮な食材自慢の韓国料理に舌鼓

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(手前)ジューシーなフライドチキン。(左奥から時計回りに)「ユッケビビンバ(Dolsot Bibimbap)」、「豆腐キムチサラダ(Dubu Kimchi Salad)」、「薄切り大根の野菜巻き(Mussam Mari)」

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32人が着席可能な店内。バーカウンターには世界各国のビールやワインがそろう

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韓国生まれ米国育ちのオーナー、ソング・ジン・ミンさん

「朝締め鶏」とは名の通り、その日の朝に絞めたばかりの新鮮な鶏肉のこと。刺し身としても食べられるほど鮮度が高く、一度も冷凍させていないため、肉質は驚くほど柔らかい。今、日本でも人気を博しているこの至高の「朝締め鶏」を、ニューヨークで味わえる店がある。ヘルズキッチンにある、その名も「Hell’s Chicken」という韓国料理レストランだ。
昨年誕生したばかりの同店で、早くも人気メニューとなったのは、じっくりと時間をかけて二度揚げされたフライドチキン(Sサイズ・8ドル〜)。この調理法を施すことで、中はふんわりと軟らかく、表面はカラッと香ばしいチキンに仕上がるそうだ。澄んだ肉汁があふれ出すジューシーなチキンは、食べ出したら止まらないおいしさ。ニンニクとしょうゆ、トマトペーストで甘辛に仕上げたソースがチキンによく絡み、米国のフライドチキンとはひと味もふた味も違った魅力が楽しめる。
「当店には大きな冷蔵庫がありません。毎日食材を仕入れるから、必要がないんです」と語るのは、オーナーのソング・ジン・ミンさん。新鮮な牛肉のユッケがたっぷりと乗ったビビンバ「Dolsot Bibimbap(16ドル)」や、くずし豆腐とごまが絡められた白キムチのサラダ「Dubu Kimchi Salad(8ドル)」も、地元農家との強力なパイプを持つレストランだけが提供できる、素材の良さが際立つ逸品だ。
ミンさんはもともとITエンジニアだったが、「コンピューターではなく、人と深く関わる仕事がしたい」と考え、レストランビジネスに転向。ニューヨークの有名韓国料理店でマネジャーを務めた後に、自分の店をオープンさせた。「当店は10番街で初の韓国料理レストラン。ニューヨークの食のエッセンスがいっぱい詰まったこのエリアで、ひときわ輝く店をつくりたい」とミンさんは語った。店内はカジュアルな雰囲気で、気軽にお酒を楽しめるバースペースも。ヘルズキッチンの新スポットとして注目度上昇中の同店で、約30種類のビールと共に、一風変わったフライドチキンに舌鼓を打ってはいかがだろうか。


Hell’s Chicken
【住所】641 10th Ave(bet 45th St & 46th St), NYC
【電話】212-757-1120
【営業時間】日―木:午前11時半〜午後11時半、金・土:午前11時半〜午前0時半
【ウェブ】www.hellschickennyc.com
(「WEEKLY Biz」2014年5月10日号掲載)

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