〈コラム〉ファイナンシャルアカデミー代表 泉正人「社会人のための資産運用」第14回

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お金の筋力を鍛えよう 自分の通帳を誰かに見せる

 突然ですが、あなたは誰かに自分の預金通帳を見せたことがありますか? 「そんなこと、あるわけがない」という方がほとんどではないかと思います。
 私は20代の頃、お金の悪い習慣から抜け出せずにいました。なんとかしなければ、ととった行動が、この「通帳を他人に見せる」という行動です。友人や家族と、「毎月末必ず通帳を見せる」と約束をすれば、人に見せても恥ずかしくない内容にしようと思いますし、何よりお金について真面目に話し合う時間を持つことができます。
 私たち日本人は、給料や借金についてなど、お金についてざっくばらんに話し合うことに慣れていません。お金の話には、触れてはいけないような気がしてしまうのです。
 けれども、「お金の筋力」を鍛えるためには、これがとても有効な方法なのです。通帳を人に見せることにより、お金について普通に話せるようになります。
 預金通帳には、毎月の給料をどのように使っているか、ムダな買い物をしていないか、きちんと貯蓄ができているかなど…お金のすべてが記載されています。それを第三者にチェックしてもらうことは、つまり、お金の使い方のトレーニングをするということです。スポーツ選手が監督の下で日々練習をして、テクニックや筋力を身につけていくのと同じようなことです。
 この習慣がつけば、私たちのお金への意識は高まりますし、「お金の話をするのはタブーだ」というような罪悪感を捨てることもできるでしょう。
 みなさんも、ご自分の通帳を見せることで、お金の筋力を鍛えていってくださいね。
(次回は5月4日号掲載)

「お金の教養」〈プロフィル〉泉 正人(いずみ まさと) ファイナンシャルアカデミー代表、金融学習協会理事長、神戸夙川学院大学客員教授。経済入門から資産運用までの幅広いファイナンシャル教育を行う。受講者が18万人の「お金の教養」=写真=プログラムをニューヨークでも開催。http://us.Financial.ac

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