〈コラム〉興味を持つ心を大切に

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永野・森田公認会計士事務所 日下武「ビジネスのツボ」 第87回

元号が平成から令和に変わりました。アメリカに長年住んでいると元号という文化から少し遠ざかった気がしていましたが、日本のニュースを観ると新元号の令和に対する想いや新天皇への尊敬の気持ちを日本国民全員で分かちあっている様子がうかがえ、自分も日本人であることを誇りに思いました。

話は変わりますが、私は何かの変わり目には、それをきっかけにして自分も何か変えてみようといつも目標を立てています。元旦、誕生日なども目標を立てますが、ある時は韓国語の勉強をする、ある時は料理ができるようになる、またある時はお酒を勉強するなど、毎回いろいろ変わります。

昔から飽き性の私はバンドマンをしたり、サッカーをしたり、いろいろ興味を持っていましたが、そんな気が多い自分に不満がありました。学生の頃は心理学に興味がありましたが、動機は単純でエスパーのように人の心を知りたいという子供っぽい発想からでした。

最初は目の錯覚などを中心に魔法の謎解きのような学問と思い面白かったのですが、だんだん統計学の話になり興味がなくなってしまいました。人の心理と色や印象の関係には興味があったので、今度は広告論にはまってしまい、大学の後半は視覚や言葉が人に与えるインパクトの卒業研究をしました。大学3年生頃から海外にも興味も持っていたので、就職活動もせずにワーキングホリデーでニュージーランドに行き、その後もイギリス留学を経て、ニューヨークで日本食商社の営業職につきました。

紆余曲折はありましたが、就職してからは営業職に没頭していたので、目標を立てるのが好きな私は、顧客を何件増やす、売上をいくら増やす、注文アイテムをいくつ増やすなどよく考えました。営業に関する本やコラムをたくさん読み、使えるところは実践しました。効果が現れるととても嬉しく、さらに営業の技術に関するものをよく勉強しました。仕事が終わってからも時間が足りないほど営業の勉強をしていたので、大学時代から心理学や広告論などに興味を持たずに営業に関する勉強をしておけばよかったのにと悔やむこともありました。

ただ、新人から少し経った頃に、顧客に営業周りする時に、チラシを作るアイデアや、雑学心理学の面白トーク、音楽、スポーツなどの話で盛り上がったことで、顧客との信頼関係が深まったことを考えると、人生無駄なことは一つもないと思います。皆さんも興味があることなら何でも勉強してください。
(次回は6月第2週号掲載)

business-kusaka-takeshi〈プロフィル〉 日下 武(くさか たけし) 永野・森田公認会計士事務所NJ拠点マネージャー。大手日系食品商社での営業経験を生かし、顧客の立場になって、全体的なビジネス、会計、税務相談を受けている。メーカーからレストラン、リテーラーマで、幅広く顧客を持つ。

ウェブwww.nagano-morita.com/ Tel:201-363-0050 E-mail:[email protected] 2125 Center Ave., Suite 104, Fort Lee NJ

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