〈コラム〉冷え性 パート1 筋肉が硬いから血流が悪くなるという悪循環

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カイロプラクター DR. 石谷三佳「骨盤・背骨の歪みをリセット」第89回

Ishitani冷え性でない方は分かりづらいと思いますが、冷え性って意外とつらいものです。体は温かくても、手足が冷えていたり、お風呂につかってもすぐ手足が冷たくなったり、暖房の効いている部屋にいても寒かったり、手足の冷えで眠りづらかったり、冬になるとすぐしもやけになったり、コリがとれなかったり…。特に女性の方には多いですね。では、なぜ冷え性になるのでしょうか? そして、冷え性の方にどのようにカイロプラクティックの治療が効果をもたらしてくれるのかお話します。 冷え性の方は、全身の血流が悪く、手足の末端まで血液が流れにくくなっています。常に冷たい手と足で氷のようですね。血流が悪いことで特に首や肩、腰やお尻のコリがひどくなっていきます。このように体の中心部の筋肉の緊張状態が続くことで、さらに四肢への血流が悪くなります。筋肉が硬いから血流が悪くなる、血流が悪いから筋肉が硬くなる、と悪循環です。ご存知と思いますが、精神的ストレスでも筋肉が硬直します。ストレスがあると自律神経の交感神経が優位になり血管を収縮させ、全身の血流が悪くなります。また、肉体的ストレスも原因になります。長時間のデスクワークや立ち仕事、運転、スマートフォン、読書、手芸などで同じ姿勢を続けている、偏った運動なども筋肉に負担をかけています。後は、先天的なものが関係します。血管が細い方です。採血の際、注射針が通りにくい方、ご注意です。 次回は冷え性が体に及ぼす影響についてお話します。 (次回は12月第2週号掲載) MikaIshitani〈プロフィル〉石谷三佳(いしたに みか) 石谷カイロプラクティッククリニック院長、パーマーカイロプラクティック大学院卒、ハーバード大学医学部専門課程終了/米国、米国小児、ニュージャージー、日本カイロプラクティック協会会員/2008「Chiropractor of the Year」受賞 過去の一覧

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