〈コラム〉ファイナンシャルアカデミー代表 泉正人「社会人のための資産運用」第36回

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自動車にかかる経費について  細かく費用を書き出してみよう

住宅、生命保険に次いで、節約効果が高い固定費は、「自動車」ではないでしょうか?
自動車にかかる費用は多岐にわたります。まずは自動車の購入費用、そして、自動車に乗る、乗らないにかかわらず自動車を所有しているだけでかかる維持費用、ガソリン代やエンジンオイル、タイヤなどの消耗品の交換代を含む走行費用など少なからずお金が必要になってきます。
また、月々にかかる自動車の費用を見ても、かなりの金額に上ることがわかります。月極めの駐車場代やガソリン代、さらに、自動車をローンで購入しているのであれば、ローンの返済期間中の月々の支払額が5万円を超えることもめずらしくはないでしょう。
このように、これだけお金がかかる自動車ですが、「仕事や通勤に使わなければならない…」「自動車が大好きでドライブが趣味」という人であれば、家計にムリのない範囲でやりくりして、自動車を持っていてもよいかもしれません。
しかし、多額の費用を支払っているのに、週末ドライバーだったり、通勤や買い物はクルマがなくてもとくに不便ではない…といったように、自動車を使う頻度が少ないのであれば、そのまま持ち続けてよいのかどうか、費用をもっと削減できる方法はないのか、検討してみる価値は十分あると思います。
まずは自動車にかかる経費を明確にするためにも、皆さんもぜひ、いくらかかっているのかを細かく費用を書き出す作業を行い、それからその削減に取り組んでみてはいかがでしょうか?
(次回は4月第1週号掲載)

「お金の教養」〈プロフィル〉泉 正人(いずみ まさと) ファイナンシャルアカデミー代表、金融学習協会理事長。経済入門から資産運用までの幅広いファイナンシャル教育を行う。受講者が18万人の「お金の教養」=写真=プログラムをニューヨークでも開催。http://us.Financial.ac

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