〈コラム〉中川扶二夫 「逃げない、がKeyword」第5回

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「駄目オヤジ」にならない

29歳で起業し、現在54歳です。年齢的には十分「オヤジ」です。この「オヤジ」ですが、健康における体内脂肪のごとく、経営や仕事においてもじわりじわりと目に見えず様々な影響を及ぼしています。そして「駄目オヤジ」になると確実にお客様や部下を失います。自分は若いから「オヤジ」ではないと思いがちですが、「駄目オヤジ」には年齢や性別には関係ありません。
私が提唱する、2013年中川流「駄目オヤジ」にならない33の行動から8項目を抜粋します。

「部下との会食編」

(1)知らない部下がいたら自分から挨拶をする。駄目オヤジにはこれが意外とできないもの(笑)。で威張りがち。実るほど頭を垂れる人が本当にステキな上司です。
(2)店員に対して“俺はお客だぞ”という威張った態度はしない。
(3)料理の取り分けを率先してする。慣れていないとフォークとスプーンを片手に持ち料理を取り分けるのは難しいもの。だからどうしても部下へお願いしたくなますが、これは「駄目オヤジ」。自宅で3分間練習するだけで誰でも間単にできるようになります。下手でも逃げない!
(4)飲み物で口をゆすがない。
(5)トイレの洗面台は濡らしたままにしないで拭き清める。レストランのトイレは大勢の人が利用します。洗面台が濡れたままでも誰の仕業か分からないことをいことに、「駄目オヤジ」は洗面台を汚したまま出てきます。たとえ前の人が濡らしたとしても使用後の洗面台はきれいに拭く、これ大切。
(6)どんなに足が疲れてきても靴は脱がない。
(7)ましてや靴下は脱がない。(笑)
(8)適当な時間に中締めをし、部下だけの時間を提供する。
「駄目オヤジ」にならないようにお互い気をつけましょう。それともう一つ。駄目オヤジの口は災いの元です。日本の某知事、某市長も要注意ですよ。
(次回は7月第4週土曜日号掲載)

〈プロフNakagawaィル〉 中川扶二夫(な かがわふじお) 広島県出身。1988年にニューヨークに一人で渡り起業。在ニューヨーク25年。この間にアムネットをはじめ八つの会社(18拠点)を日米で立ち上げる。成功よりも失敗を肥やしに独自の「家族型経営」が世界で通用するかをチャレンジしている。現在、異業種進出を含め、アジア、南米、欧州へ の進出を計画中。

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