〈コラム〉人が集うきっかけ

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ゆき姐のHappyに生きまっしょい! 第31回目

集うと言えば、コタツに鍋、我が家も出しました

集うと言えば、コタツに鍋、我が家も出しました

10月31日のハロウィン、日本でもすっかり定着したようで、あっちでもこっちでも仮装した子どもや大人たちが楽しそうに集っていましたが、NYのハロウィンはいかがでしたか? そりゃ、楽しかったでしょうね。
そちらと同じように日本でも近頃はハロウィンを楽しんでいるなんて、ちょっと信じがたいかもしれませんが、ご存じのように、海外のお祭りの意味がいまいち分かっていなくても、日本の人たちはこうやっていつの間にか楽しんでしまうのですね。クリスマスもしかりです。ところが、11月の下旬のサンクスギビング・デイ、これはまだまだ浸透していないんですよ。なぜでしょうねえ。七面鳥が出てくるからでしょうか。
七面鳥は日本のスーパーマーケットには通常置いてなく、海外の食材を揃えてあるインターナショナル・スーパーマーケットに行けばありますが、このスーパーマーケットもそうそうありませんから、一般的に七面鳥を手に入れるのはなかなか難しい。だからでしょうかねえ。
我が家は日本に帰って来てからも、うちの息子は英語ベースの学校に行っているので、サンクスギビング・デイはそちらと同様お休み。だから雰囲気を出すために、インターナショナル・スーパーマッケトまで出向いて七面鳥を買ってきて、夫がオーブンで焼いたりしています。
NYにいる頃は誰かの家に呼んでいただいていたから、焼いたことはなかったのですが、日本ではやってるんですね。そして息子の友だちも呼んで家でパーティーですわ。そうそう、NYにいる頃はお正月のおせち料理がないのが寂しいので、なんだかんだと家で作って、アメリカ人の友だちにご馳走したりしていました。別にお正月におせち料理がなくたって、サンクスギビング・デイに七面鳥がなくたっていいのですが、やっちゃうんですねえ。
でもこういう日常生活に彩りを添えてくれるものは、たくさんあるほうが忙しいけど、楽しいですね。それになんといってもご馳走があれば、人が集うきっかけなるではありませんか。
お祭りの意味も大事でしょうが、こんなふうに取り合えず、それをきっかけに人が集えるものがたくさんあればある程、人生も楽しくなるってものですね。
(次回は12月1日号掲載)

(プロフィール)兵藤ゆき(ひょうどう ゆき)深夜ラジオのパーソナリティーを皮切りに、1982年テレビ界に進出。96年長男誕生後、夫の留学先であるNYで子育てを中心に生活。現在は、NYと日本を行き来し活動中。NYで見た参考になる子育てをまとめた本「子どもがのびのび育つ理由」など著書多数。新刊、NYでの英語体験を漫画とエッセーでまとめた「これで英語がちょっとできるようになりました。」(アスコム出版)も好評発売中。現在、テレビ、ラジオ、執筆などで活躍する傍ら、NYでの子育てや異文化体験の講演依頼も多数あり、全国に出向いて行っている。ストレスフリーをテーマにしたインナーなどのブランド「ゆきねえインク」を立ち上げ、デザイナーとしても活躍中。小学校英語準認定指導者資格、チャイルドコーチングアドバイザー資格、ペット介護士資格、各種洋裁正教員資格を有する。

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