〈コラム〉お雛様

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ゆき姐のHappyに生きまっしょい! 第23回目

私のお雛様は和紙でできてます。お菓子もそろえて、春はもうそこまで気分!

私のお雛様は和紙でできてます。お菓子もそろえて、春はもうそこまで気分!

今年の冬、日本は全国的にとても寒く、3月に入ってもまだまだ寒いのでが、NYの皆様いかがお過ごしですか?
とは言いうものの、3月に入りますとやっぱり東京の街の中にも春らしいものがわんさか出回ってきました。それを見るだけでもつかの間、寒さを忘れてしまいます。
そんな中でやっぱり目を引くのが、『3月3日の雛祭り』。これはほんとに春が来たなあ、と気分がウキウキしますね。雛祭りに欠かせない桃の花がお花屋さんに可憐な姿を見せてくれているし、スーパーマーケットに行ってもお雛様が飾ってあるし、雛あられも甘酒も売ってるし、楽しい音楽も流れているし、自然に顔がほころんでしまいます。
うちは男の子なのでお雛様はありませんが、と言いたいところですが、これがあるんだなあ、私のが、キャー。今まではなかったのですが、今年は買いました。で、リビングに置いてあります。息子も夫も、もうすぐ春だね、と思ってくれているのかいないのかわかりませんが、何も言わずにいてくれています、やさしいねえ。お雛様は3月3日が終わったらすぐに片付けないとお嫁に行くのが遅れるよ、なんてことを言われているので、皆さんとっとと片付けてしまいますが、私はもういいよね、だからしばらく飾っときます、お雛様は可愛いですから。
先日東京の地下鉄に乗っていたら、3人の女性が仲良くお話しているのが聞こえてきました。同じ小学校に通う5年生の男の子がいるお母さんたちのようで、男の子たちの日常について色々話していました。その中のお母さんが言いました。「うちは小さいときから料理を手伝ってくれてるのよ」。それを聞いたほかのお母さんたちが、「偉ーい、包丁もちゃんと使っちゃうの?」と驚いて聞くと、「そうよ、小さいうちから一緒に包丁やフライパンを使ってるとちゃんと使えるようになるのよ、これからの時代はねえ、男の子だって料理くらいできないと、お嫁の来てがないわよ」ですって。思わず納得。そう、雛祭りは女の子が幸せな家庭が築けますように、との意味もありますが、料理など家のこともできる夫だったらもっと幸せ、と思うのは私だけ?
(次回は4月7日号掲載)

(プロフィール)兵藤ゆき(ひょうどう ゆき)深夜ラジオのパーソナリティーを皮切りに、1982年テレビ界に進出。96年長男誕生後、夫の留学先であるNYで子育てを中心に生活。現在は、NYと日本を行き来し活動中。NYで見た参考になる子育てをまとめた本「子どもがのびのび育つ理由」など著書多数。新刊、NYでの英語体験を漫画とエッセーでまとめた「これで英語がちょっとできるようになりました。」(アスコム出版)も好評発売中。現在、テレビ、ラジオ、執筆などで活躍する傍ら、NYでの子育てや異文化体験の講演依頼も多数あり、全国に出向いて行っている。ストレスフリーをテーマにしたインナーなどのブランド「ゆきねえインク」を立ち上げ、デザイナーとしても活躍中。小学校英語準認定指導者資格、チャイルドコーチングアドバイザー資格、ペット介護士資格、各種洋裁正教員資格を有する。

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