〈コラム〉姿勢と日常の動作についての注意事項 首や肩、腰を痛めるのを防ごう

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カイロプラクター DR. 石谷三佳「骨盤・背骨の歪みをリセット」第54回

私の診療所へお越しになられる全ての患者さんに普段から以下の点に気をつけて生活していただくよう指導しています。
皆さんも下記の点に注意し、首や肩、腰を痛めるのを防ぎましょう。
立っている時
13-05-25_ishitani-pic-1(1)頭は床と水平に保ち、あごを少し引きます。
(2)頭のてっぺんが天井から引っ張られているような気持ちで、背筋を伸ばして立ちます。
(3)肩の力を抜きます。
(4)腹筋に力を入れ、お腹を凹ませましょう。過度の脊柱彎曲=わんきょく=(脊柱前弯=わん=)の予防になります。

 

座っている時
13-05-25_ishitani-pic-2(1)頭は床と水平に保ち、うつむかないように前を向いて座ります。
(2)お尻が椅子の背につくように深く腰掛け、腰のカーブを保ちましょう。小さなクッションや巻いたタオルなどを腰に当てても良いでしょう。姿勢を崩さないようにします。
(3)足は楽に開き、床につくようにして、膝と股関節が同じ高さになるようにします。

 

寝る時
13-05-25_ishitani-pic-3(1)マットレスは硬いものを選びましょう。(メモリーフォーム/形状記憶マットレスを使う)
(2)横向きに寝る時は、腰と膝を軽く曲げ、脚の間に枕を挟みます。
(3)仰向けにしか寝られない場合は、膝の下にクッションを置くと腰への負担がやわらぎます。
物を持ち上げる時
13-05-25_ishitani-pic-4(1)頭は床と水平に保ち、うつむかないで前を見ます。
(2)背筋を伸ばし、脚を広げて膝を曲げ、腰をできるだけ低く落とします。
(3)脚の力を使って持ち上げます。
(4)物を持ち上げながら体をひねったり、向きを変えたりしないでください。
(5)持ち上げた後は、身体に近い位置で持ちましょう。
(次回は6月8日号掲載)

(「WEEKLY Biz」2013年5月25日号掲載)
MikaIshitani〈プロフィル〉石谷三佳(いしたに みか) 石谷カイロプラクティッククリニック院長、パーマーカイロプラクティック大学院卒、ハーバード大学医学部専門課程終了/米国、米国小児、ニュージャージー、日本カイロプラクティック協会会員/2008「Chiropractor of the Year」受賞

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