〈コラム〉ファイナンシャルアカデミー代表 泉正人「社会人のための資産運用」第29回

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節約の目 大きな買い物ほど割引を意識していますか?

お金を使うとき、「小さなお金」と「大きなお金」の2種類に分けて考えましょう。「小さなお金」とは、食費や日用品費などのように、日常生活を送っていくうえで普段使っているお金のことです。一方、「大きなお金」とは、マイホームや自動車、保険など、総額で100万円以上はする日常生活では使わないお金です。
「小さなお金」の買い物の場合、できるだけ安いものを選んだりして、日々の食費や日用品費を上手にやりくりしたり、交際費を使う回数を減らすよう心がけたりと、節約する工夫をこらしている人は多いと思います。しかし、「小さなお金」の節約は確かに大切なのですが、先にお伝えしたとおり、苦労のわりには効果が薄いという特徴があります。
その一方で、「大きなお金」の買い物の場合、短期間の節約で大きな効果が期待できます。「せっかく高い買い物をするのだから、よい商品を選ぼう」と考えて、財布のひもがゆるくなってしまいがちですが、「資産価値(=時価)」を把握することがポイントだと私は考えています。あくまで資産価値の客観的なデータを見て、自分が買おうとしているものを、ほかのものと比較し、納得して購入できるかどうかを判断してみましょう。
このように、発想や視点を変えながら、きびしい節約の目を持つことが大切だと、私は思います。
誰しも、どうしても「小さなお金」の節約に目が向きがちだと思いますが、ぜひ、「大きなお金」についても「小さなお金」のときと同じくらい、現時点での資産価値をきちんと調べたうえで、いい買い物ができるかどうかを判断してみてくださいね。
(次回は9月第1週号掲載)

「お金の教養」〈プロフィル〉泉 正人(いずみ まさと) ファイナンシャルアカデミー代表、金融学習協会理事長。経済入門から資産運用までの幅広いファイナンシャル教育を行う。受講者が18万人の「お金の教養」=写真=プログラムをニューヨークでも開催。http://us.Financial.ac

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