「ジャパンウイーク2014」NYで日本文化発信

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日本政府主催 過去100年の文化に焦点

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日本人以外も多く訪れ、日本独特の展示品を興味をそそられていた=6日、ニューヨーク(撮影:鈴木貴浩)

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鏡開きと餅つきといった日本文化に則した成功祈願が行われた=同

日本の観光庁と日本政府観光局(JNTO)が主催し、米国からの観光客誘致を目指す「ジャパンウイーク2014」が6日から3日間、ニューヨークのグランドセントラル駅で行われた。訪日旅行の需要喚起を目的とした観光促進イベントとして2012年に始まり、今回で3回目。今年は過去100年間の日本文化に焦点を当て、

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大正時代をテーマにしたブースでは、あめ細工の職人による実演も行われ日本の伝統芸術が披露された=同

さまざまな地方の名産品、技術、伝統工芸品や芸能が展示された。 6日のオープニングセレモニーでは、鏡開きとミッドタウンにある炉端焼きレストラン「田舎家」による餅つきで、日本文化に則した成功祈願が行われた。

在ニューヨーク日本国総領事館の草賀純男総領事・大使は祝辞を述べ、「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録されたことを引き合いに出し、日本文化を世界に発信できることを強調した。
大正時代をテーマにしたブースでは、あめ細工の職人による実演も行われ日本の伝統芸術が披露された。 中小企業による製品を紹介する「TAKUMI JAPAN」のブースでは、木製のキーボードや日本の工芸細工が施された「iPhone(アイフォーン)」ケースなど、日本の伝統技術とアイデアが織り交ざった独特の展示品が並び注目を集めた。このブースの案内を務めていた日本企業の「アンティル」マネジャー・布施健氏は「日本は自動車やアニメは有名だが雑貨や食事はまだまだこれから。営業力と資本力のない中小企業の力になりたい」と力強く語った。(「WEEKLY Biz」2014年3月15日号掲載)

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第2次世界大戦中に、ナチス・ドイツによって迫害されていたユダヤ人にビザを発給した外交官の杉原千畝氏の話はよく知られているが、VTRの上映では、その後の船の手配などで国外脱出を助けた民間人の大迫辰雄さんが紹介された=同

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