〈ウチのイチ押し〉Tio Pepe

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こだわりの本格スペイン・メキシコ料理

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本格的なスペイン・メキシコ料理が楽しめる

おしゃれなカフェや、バー、レストランが軒を連ねるグリニッジビレッジ。多国籍の飲食店が立ち並ぶ中にスペイン・メキシコ料理専門店「Tio Pepe(ティオペペ)」は店を構える。店内に入ると、スペインやメキシコで見るカラフルな柄のタイルやレンガが効いた空間が広がる。思わず会話が弾みそうな、居心地のいいタパス・バーだ。奥に進むと、スペイン王朝を思わせるメーンダイニングルームに続く。もう少し上品にグラスを傾けたいときはこちらがお勧め。
1970年のオープン以来、ニューヨークで本格的なスペイン・メキシコ料理を提供している同店。当初は伝統的な味がニューヨーカーに受け入れられず、何度も試行錯誤を繰り返したという。共同オーナーのジミー・Jr.・サンズさんは「スペインで味わえる本格的な味を追求しています」と語る。素材にもこだわり、イベリコ豚、ボンバ米(パエリア用の米)、アボカドなどの食材はスペインから調達している。本場スペイン料理の特徴であるスモーキーな味わいの肉や魚は店内に新調した石窯で調理される。試行錯誤と素材への譲らないこだわりが、厳しく多種多様なニューヨーカーでにぎわう店を45年続けているという成功の秘けつのようだ。

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明るいタパス・バー

1番人気のメニューは「パエリア・マリネラ」(24ドル)。魚介類をふんだんに使い、ボンバ米とサフランを一緒に石窯で炊き込んだスペインの代表的な郷土料理だ。また、メキシコ料理のサルサの一種「ワカモレ」は、スペイン産の新鮮なアボカドとトマトをふんだんに使い、専任のウエーターがテーブルで調理をしてくれるパフォーマンスで、盛り上がること間違いなし。もちろんタパス(小皿料理)やピンチョス(おつまみ)も充実している。

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共同オーナーのジミー・Jr.・サンズさん

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新鮮なアボカドを使った「ワカモレ」

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目の前で「ワカモレ」を調理してくれるパフォーマンス

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上品なメインダイニングルーム

バーではテキーラや20種類に及ぶマルガリータがあり、お酒を片手に小皿料理を楽しめる。フルーツを使ったピナコラーダもお勧め。会話をしながら小皿料理を楽しむスペイン文化を楽しんではいかが。
150人までのパーティーも可能。(要予約)
(「WEEKLY Biz」(ニューヨーク)2015年7月11日号掲載)


Tio Pepe
【住所】168 W 4th St(bet Jones & Cornelia St), NYC
【営業時間】(月)定休日 (火―木・日)正午~午後11時 (金・土)正午~午前1時
【電話】212-242-6480
【ウェブ】www.tiopepenyc.com/

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