相撲界のレジェンド・小錦がホスト 相撲体験エンターテインメント「Sumo+Sushi」 NYで6月23日から3夜連続開催

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会場中央には土俵が作られ、国技館のように土俵の周りには観客席が(©Sumo + Sushi / SE Productions 2023)

会場中央には土俵が作られ、国技館のように土俵の周りには観客席が

相撲力士たちによるインタラクティブな相撲体験エンターテインメント「Sumo + Sushi」が6月23日(金)から25日(日)まで、ニューヨークのThe Armory Trackで開催される。イベントのホスト役は相撲界のレジェンド、小錦氏。

相撲の伝道師としてホストを務める元大相撲力士の小錦氏(©Sumo + Sushi / SE Productions 2023)

相撲の伝道師としてホストを務める元大相撲力士の小錦氏

3夜連続で行われる「Sumo + Sushi」は、小錦氏によって必勝技や禁じ手の実演がされ、日頃のトレーニング方法などが紹介されるなど、相撲の歴史と文化を垣間見ることができる新しい形のエンターテイメントとなっている。また、実際に日本の相撲界で活躍していた6人の力士による12~15試合のラウンドロビン形式の試合に、観客が力士と交流できる質疑応答、ショーの最後には、観客が「土俵入り」し、力士と対戦できるなど、盛りだくさんな内容となっている。

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ハワイで生まれ育った小錦氏は、日本出身者以外で初めて大関になった力士。プロデューサーのサム・ミンコフさんは、「このプロジェクトは立ち上げから10年ほど経ちますが、2019年から小錦がプロジェクトに参加してくれたことで、「Sumo+Sushi」がよりエデュケーショナル(教育的)なイベントとしてアップグレードしました。彼なしではありえない」と話す。「相撲に興味を持っている米国人はたくさんいます。日本もすごく愛されているととても感じているので、もっとこの活動を広めていきたい。そして引退した力士に活躍の場所を作りたい」と小錦氏。日本の伝統文化=相撲を元大関として英語で伝えられるのは小錦氏ならではだ。(近日、本紙で小錦氏へのインタビュー記事を掲載予定)

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チケットは5種類あり、ショー観覧のみは「The Show [Viewing Only]」(95ドル+手数料)、弁当がセットになった「Sushi + The Show」(140ドル+手数料)、プレミアム弁当とドリンク付きで最も近くで観戦したい人には「Front Row: Sushi + The Show」(300ドル+手数料)、プライベートなオープンバーと専属シェフの手巻き寿司(ずし)で究極の体験ができるのは「VIPスカイスイート」(400ドル+手数料)。力士と「土俵入り」できる限定チケットはすでに完売となっている。会場はアルコールを提供することもあって、21歳以上を対象にしている。「Front Row」と「Sushi + The Show」の弁当はBentOnが、「VIP Sky Suite」はChef Omakaseが提供する。

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連日完売となったマイアミとワシントンDCで公演を経て3年ぶりにニューヨークに上陸する。今後、シアトル、ロサンゼルス、サンフランスシスコを回る。
【日時】6月23日(金)午後5時、8時半、24日(土)午後5時、8時半、25日(日)午後5時
【会場】THE ARMORY TRACK(216 Fort Washington Ave, New York, NY)
【詳細】www.sumoandsushi.com

(2023年6月24日号掲載)

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