自分に合った治療やクリニックを選んでいますか?

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妊活のとびら NY不妊治療ストリーズ 第2

不妊治療にはとにかく「分からない」ことが多い。不妊の原因が分からない、陰性結果の原因が分からない、今の治療が正解なのか分からない、治療費にいくら掛かるか分からない─。それらのもやもやを解消するのは、正しい知識と自身の経験、そして全幅の信頼をおけるクリニックやドクターとの出会いに尽きる。今回は、今も不妊治療を続けながら、当クリニックでコーディネーターとして日本人の患者さまのフォローアップやメンタルケアを行うトモコが、自らの不妊治療経験から得たことや感じたことを紹介する。

経験から不妊の原因を知り決断する大切さ

トモコが初めて不妊クリニックの扉を叩いたのは34歳の時。結婚後なかなか妊娠しないことに不安を抱き、いくつかクリニックのコンサルテーションを受けた。選んだのは豊富な経験と信頼のある指折りの大学病院。そこで不妊検査を受け、指摘されたのはAMH値(卵巣予備機能値)の低さ。聞き慣れない用語や診断結果について自らも調べていくうち、事の重大さに気づき、タイミング法でも人工授精でもなく、最初から体外受精(IVF)を選んだ。その決断が功を奏し、2度目のIVFで妊娠し、第一子を出産した。

その後第二子を望み、治療を再開。現在に渡って不妊治療を続ける彼女が長い治療経験の中で培ったことは「己を知って戦略を練り、最善・最高の決断をする」こと。検査や治療を重ねる中で、自分の不妊の原因がAMH値の低さ(卵巣に残る卵子数の少なさ)と卵子の質の低さにあることに気づいた。そしてその問題を克服するためには、優れた高度生殖技術とラボを併せ持ち、少しでも良い受精卵を培養できるクリニックでの治療を受けることが自分にとっては一番のプライオリティと考え、それらの条件を兼ね備えた当クリニック(Global Fertility and Genetics、以下:GFG)への転院を決めた。また、質の高い卵子を採取するため、少しでもストレスを軽減できる治療環境を選ぶという点でも、煩わしい手続きはクリニック側が対応するGFGは彼女にとって理想的だったという。

クリニックは信頼すべき参謀

不妊治療では、各所各所で決断を迫られる時がある。その時に担当医とともに最善・最高の決断をできるよう準備をしておくことが重要。「クリニックは共に戦略を練り、最善の決断へと導いてくれる信頼すべき参謀。共に最善を尽くしても望む結果が出ないこともあるが、最高の戦いをしたという自負があれば悔いは残らない」とトモコは言う。

また、不妊治療を続ける上で持つべきは「人は人。自分は自分」という強い気持ち。インターネットやSNSなどでの人の体験に一喜一憂するより、自分の体と向き合い、少しでも卵子や子宮に良いことをして妊活を楽しむことを大切にしてほしい。

(次回は4月第3週号掲載)

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