Photograph: Yoko Ono (b. 1933, Japan), DREAM TOGETHER, 2020, installed at The Metropolitan Museum of Art © Yoko Ono. Image credit: The Metropolitan Museum of Art, Photo by Anna-Marie Kellen.
芸術家として世界で活躍するオノ・ヨーコさんの新作「DREAM TOGETHER（2020）」が、メトロポリタン美術館の正面入り口で公開中（13日まで）。８月29日から同館が再開することを記念した展示だ。
新型コロナウイルスの世界的な影響を受けて制作された２枚のバナー作品には、それぞれ「DREAM」「TOGETHER」と書かれ、入り口を囲むように両側に設置されている。同作には、未来への希望と団結の力強いメッセージが込められているという。
オノ・ヨーコさんは、「世界は大変なことに苦しんでいますが、私たちは共にあり、この危機を乗り越える唯一の道は共にあるのです。私たち一人一人が世界を変える力を持っています。愛を忘れずに。”DREAM TOGETHER”」と平和のメッセージを述べている。
同館のマックス・ホライン館長は、同作品には希望や緊急性、団結、ポジティブさが込められているとし、「希望を鼓舞し、つながりを認めることによって、挑戦、苦しみ、喪失をたたえるために、仲間であるニューヨーカーに呼び掛けています。私たちは、この感動的で高揚感のある作品が、全ての人に回復の力と団結を伝えることを願っています」と語った。
（2020年９月12日号掲載）
