Global Citizen Festival、ノーイースター接近で中止

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14年の歴史で初 NY市が旅行注意報、YOSHIKIの日本人初出演も実現せず

ニューヨークに接近するノーイースター(北東部沿岸を襲う発達した低気圧)の影響で、9月26日(土)にセントラルパークのグレート・ローンで開催予定だった「Global Citizen Festival 2026」の中止が決まった。同フェスティバルが中止となるのは、14年の歴史で初めて。YOSHIKIが日本人アーティストとして初出演する予定だったステージも実現しないこととなった。

主催するGlobal Citizenは25日、ニューヨーク市およびNYC Parksと協議した上で中止を決定したと発表。数万人の観客をはじめ、出演アーティスト、スタッフ、関係者、さらにステージなどの大型機材を安全にグレート・ローンへ入れることが困難と判断した。


NY市が旅行注意報 最大瞬間風速80キロも

今回の中止は単なる雨天によるものではない。ニューヨーク市は、ノーイースターの予想進路が当初より西寄りとなり、市内に近づく見通しとなったことから、9月25日午後2時から27日朝までTravel Advisory(旅行注意報)を発令した。

市の発表によると、市内では2〜3インチ(約51〜76ミリ)の雨が予想され、局地的にはさらに多くなる可能性がある。最大瞬間風速は40〜50mph(約64〜80キロ)に達する見込みで、特に25日夜から26日夜にかけて強風が予想されている。沿岸部では満潮時の浸水にも警戒が必要となる。

市は大雨による道路冠水に加え、強風による倒木や枝の落下などへの注意も呼びかけている。秋を迎えたばかりで木々に多くの葉が残っている時期だけに、強風の影響も懸念される。

悪天候を受け、週末のイベントにも影響が広がっている。クイーンズのフォレスト・ヒルズ・スタジアムで予定されていた音楽フェス「All Things Go NYC」は中止。ガバナーズ・アイランドで26日に予定されていた「Homecoming: For the Harbor」も、雨と強風予報を理由に延期が発表された。


YOSHIKI「ENDLESS RAIN」の大合唱も幻に

今年のGlobal Citizen Festivalには、ローリン・ヒル&ワイクリフ・ジョン、レニー・クラヴィッツ、ジョン・レジェンド、レイニー・ウィルソン、シャブージー、トゥモロー・バイ・トゥギャザー、ヴィクトリア・モネ、ヨンジュンらが出演予定だったほか、アリシア・キーズ&フレンズによるスペシャルパフォーマンスも予定されていた。

中でも日本から注目を集めていたのがYOSHIKI。Global Citizenによると、日本人アーティストとして初めて同フェスティバルのステージに立つ予定で、X JAPANの代表曲「ENDLESS RAIN」を演奏し、セントラルパークに集まる観客へ大合唱を呼びかけていた。

Global Citizen Festivalは、極度の貧困の撲滅などを目指す国際的なムーブメント「Global Citizen」が主催する大型イベント。2012年にセントラルパークで始まり、第1回には約6万人が参加した。これまでビヨンセ、リアーナ、ジェイ・Z、スティーヴィー・ワンダー、コールドプレイ、ビリー・アイリッシュら世界的アーティストが出演。国連総会の時期に合わせて開催され、音楽を通じて世界の貧困や教育、食料、エネルギーなどの課題への行動を促すことを目的としている。

350万件の行動、約2億880万ドルの支援へ

フェスティバル自体は中止となったものの、Global Citizenによると、過去6週間に参加者が行った署名などのアクションは350万件に上り、2億880万ドルの資金拠出につながった。これにより950万人以上が支援を受けるとしている。

このうち200万人以上の子どもの教育を支援するほか、小規模農家、女性、若者、先住民コミュニティーなど750万人への支援につなげる。会場で提供される予定だった食品についても、ニューヨーク市内で支援活動を行う団体へ寄付される。

購入済みのフェスティバルチケットは自動的に払い戻しされる。寄付によってチケットを確保した参加者も払い戻しを選択でき、詳細は主催者からメールで案内される。

Global Citizenは、フェスティバルは一日のイベントだが、参加者が起こした行動の影響はセントラルパークを超えて続いていくと強調。来年は再びセントラルパークに戻るとしている。

 

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