メンタルヘルス（精神的健康）に関する認識を高め、ポジティブな変化を促すことを目的とした国際的に認識されている世界メンタルヘルスデー（10月10日）に合わせ全米各地で、さまざまなイベントが開催されます。今年の世界メンタルヘルスデーのテーマは「メンタルヘルスは普遍的な人権」。
クイーンズで開催されるアート展の一つをご紹介します！
クイーンズの美術館で精神病患者が描いたアートを鑑賞
精神病患者によって制作された作品が展示されている「クリードムーア精神医療センター」内の「ザ・リビング・ミュージアム」（https://thelivingmuseum.org/about/）。
1983年に設立された同美術館は現在、約70人のアーティストをホストし、展示しています。
「ザ・リビング・ミュージアム」で制作されたアートは、フォークアートや抽象的な作品から、カテゴライズできない作品までさまざまなスタイルを網羅。メンタル疾患を抱える人々が制作したアート作品を鑑賞することで、心の健康や精神健康に関する理解を深めることを提唱しています。
「ザ・リビング・ミュージアム」の営業時間は月曜日から木曜日までで、予約制。ツアーは午前10時から正午までと午後２時から４時30分まで催行されていて、電話で（718-264-3490）で予約を受け付けています。
場所：The Living Museum
（at Creedmoor Psy chiatric Center, Building 75）
80-45 Winchester Blvd., Queens Village, NY 11427
●世界メンタルヘルスデー（10月10日）
World Federation for Mental Health
1992年に初めて祝われ、世界メンタルヘルス連盟によって設立された組織で、150以上の国にメンバーや関係先を持つ国際的な組織。
【ウェブ】https://wfmh.global/
（2023年10月７日号掲載）
