〈Topic〉NYdVが受賞

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在ニューヨーク日本国総領事館
平成26年在外公館長表彰

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表彰式でスピーチをするNYdVの日野紀子代表(左)。中央は草賀純男在ニューヨーク日本国総領事・大使=3月31日、ニューヨーク(撮影:荒木)

在ニューヨーク日本国総領事館はこのたび、ニューヨークでボランティア活動を展開する日系非営利法人「NY de Volunteer(NYdV)」ほかの平成26年在外公館長表彰を発表。NYdVの表彰式は在ニューヨーク日本国総領事・大使公邸で3月31日に行われた。
今回の受賞に際し、NYdVの日野紀子代表は「公園の掃除から始まった活動がこのような形で認められてうれしい。発足当時はやりたいことをできず、もどかしかった」と発足当時を振り返った。また子供たちの視野を広げ、違いを受け入れて共生できるグローバルシチズンに育てる異文化理解推進教育プログラムを推進するNYdVらしく、「現場での子供たちの笑顔が私たちの原動力。参加者と子供たちとの触れ合いからは点と点がつながっていくのを感じられる」とこれまでの功績の原点を語った。
◇ ◇ ◇
NYdVは2002年に創立者の日野氏によって社会貢献活動への参加を促すことを目的にニューヨークで発足された。ボランティア活動に縁遠かった日本人を、ニューヨークの教育や医療などの幅広い分野の活動に多数動員してきた。主な活動として、07年から「地元の子供達へ異文化理解推進・日本文化紹介放課後企画」をニューヨーク市の公式プログラムとして年間を通して行っている。ほかに老人ホームでのメーキャップ体験や、市内の公園の掃除をする日米交流美化活動などもしている。
12日には、NYdV主催のチャリティーイベント「Happy Hour FUNdRaiser(HHF)」が実施される。収益金は全て、異文化理解推進教育プログラム「Explore Japanese Culture Program(EJC)」の運営資金となる。詳細はwww.nydevolunteer.org参照。
(「WEEKLY Biz」2014年4月5日号掲載)

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