〈Topic〉LATAM航空グループ NY−サンパウロ直行便を増便、2便体制に

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ブラジルへのビジネス需要増見据え

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TAM航空のニューヨーク−サンパウロ直行便8103/8102で使用される「ボーイング767−300」機(写真はいずれも提供)

2010年、チリの「LAN航空」とブラジルの「TAM航空」が経営統合し、南米最大の航空会社となった「LATAMエアライン・グループ」が、ニューヨーク・サンパウロ直行便の増設を発表。ことし8月2日より、夜間発のニューヨーク・サンパウロ直行便が毎日2便ずつ運航されることとなり、増え続けるブラジル便ビジネス利用の利便性向上が期待される。

南米最大規模の路線網
受賞歴が語る充実のサービス

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新設された8103/8102便では、ビジネス席に同社初のフルフラットシートを導入。座席は、ビジネス50席、エコノミー191席、計241席

LATAMエアライン・グループは、LAN航空とTAM航空、両社系列会社を含むグループ全体の名称で、傘下の各航空会社は、それぞれ商標や主体性を維持しながら運航を続けている。
南米の主要ハブであるサンティアゴ(アルトゥーロ・メリノ・ベニテス国際空港)、サンパウロ(グアルーリョス国際空港)、リマ(ホルヘ・チャベス国際空港)への便も運航し、同地域で圧倒的な路線網を持つ。南米115カ所、全世界では136カ所・24カ国の目的地へ一日平均1500便を運航している。機内サービスや快適性への評価も高く、数々の受賞歴がその充実ぶりを物語る。
2013年からワンワールドに加盟し、同グループのサービスが利用できるようになった点も魅力だ。

〈LATAM航空、近年の受賞歴(抜粋)〉
★2013年7月
「Leading Airline in South America」賞(世界有数の旅行・観光産業に贈られる「ワールド・トラベル・アワード」で南米をリードするエアラインに贈られる賞)
LAN航空 2年連続受賞
★2014年1月
「Best Business Class to Latin America/South America」賞(「ビジネストラベラー」が毎年実施するビジネストラベル賞「航空部門」)
LAN航空 2年連続受賞
★同
「Cellars in the Sky」賞(「ビジネストラベラー」がビジネスクラスで提供するワインリストに対して贈る賞)
TAM航空 3年連続受賞
★同年7月
「Best Airline in South America」賞(航空サービスリサーチ会社「Skytrax」社が贈る賞。ここ6年の間、LAN航空とTAM航空が優勝・準優勝を繰り返し受賞)
2009/2010/2013年:LAN航空1位、TAM航空2位
2011/2012年:TAM航空1位、LAN航空2位

TAM航空
ビジネスミーティングに対応した
運航スケジュールとサービス

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サンパウロ・グアルーリョス国際空港のビジネスクラスラウンジ

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TAM航空のニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港(JFK)とサンパウロ(SAO)のグアルーリョス国際空港(GRU)をつなぐ便はいずれも深夜便。ビジネス利用を見越した「到着先で一日をフルに使えるスケジュール設定」で、既に運航されている8081便では午前6時半にサンパウロに到着。ラウンジなどで休憩の後、オフィス街へ向かうとちょうど午前10時からのミーティングに余裕をもって到着できる。新設の8103便では午前8時50分着で、午後からのミーティングを見越した設定で、サンパウロからニューヨークへの復路も、ニューヨークに朝到着する運航スケジュールとなっている。
サンパウロのグアルーリョス国際空港には、多忙なビジネスパーソンに向けて、ファーストクラス向けラウンジが一つと、ビジネスクラス向けラウンジが二つ、計三つのLATAMエアラインのラウンジが用意されている。うちターミナル2に完成した最新ラウンジは174席を収容する広さを誇り、ビジネスセンター・シャワーなどの施設以外に、子供向けのコンピュータなどを設置したファミリーエリアも併設している。さらに、新設の8103/8102便のビジネス席では、同社初となるフルフラットシートが導入され、より快適な空の旅が送れるようになった。
【ウェブ】www.TAMAirlines.com【電話】1-888-2-FLYTAM(1-888-235-9826)
(「WEEKLY Biz」(ニューヨーク)2014年8月9日号掲載)

 

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