ニュージャージー補習授業校で行事

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職員研修〜先生達も学びます
学び続ける必要性、あらためて

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ニュージャージー補習授業校(ニュージャージー州パラマス、宮﨑信夫校長)では、1月28日の放課後、教職員全体研修を行った。授業力や教員としての資質向上を目指したこの研修は年に3回行われるが、今回は研修授業のまとめとして「授業の導入段階の工夫」をテーマに校長が講話を行った。

初めの「皆さんでジャンケンをします」という言葉には参加者もビックリ。授業冒頭にゲーム要素を入れることで、子供たちに「この勉強は楽しそう」という興味や意欲を高める工夫を体験してもらおうというねらいに、参加者の雰囲気も一気に和んだ。

本題の授業の工夫については、この初等部から中等部までの21学級で実施した研修授業の導入の場面の写真を提示しながら、子供たちの学習意欲をいかにして高め、本題に迫り、子供たちの理解を深めるかという手法が解説された。1年生の子供たちに数え歌で数への関心を高める例、3年生では国語で学習している場所を実際に地図で確認することで理解を促す例など、本校職員の実践を元にした内容に、参加者も「なるほど」とうなずきながら熱心に参加していた。

まとめはこの3月で日本に帰任する宮﨑校長からの「贈る言葉」として補習授業校と全日制の学校との相違点をふまえた指導上の留意点についての話があり、カリキュラムの重点化や日本語力の差を越える指導法の提案がなされた。

最後のスライドでは相田みつを氏の言葉を引用しながら、自信と誇りを持って指導をし続けてほしいというメッセージが送られた。参加した教員もあらためて学び続ける必要性を感じたようであった。

〈情報・写真提供〉
ニュージャージー補習授業校 www.jwsnj.org/

(2017年2月11日号掲載)

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