中川翔子 インタビュー アニソンは笑顔で世界をつなげる文化

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中川翔子

「ガチ!」BOUT. 271
タレント、歌手 中川翔子に聞く

アニメの祭典に出演「Anime NYC」

歌手、女優、タレント、声優、イラストレーターなど、多方面でマルチに活躍する “しょこたん”こと、中川翔子さん。昨年11月中旬にニューヨークで開催されたアニメの祭典「Anime NYC 2018」に出演。コンサートでは約2000人のオタクニューヨーカーを沸かせました。初めて訪れたニューヨークの印象、そしてアニメ愛についてお話を伺いました。

到着されたのはいつでしょう。
中川 昨日のお昼くらいです。で(チェックアウトの後)すぐに街に出て、ピザを食べたり、歩いたり。ニューヨークでは、何か残るものを買いたいなと思ってたので、お財布を買うために地下鉄乗り継いでデパートにみんなで行ったんですけど、途中ですごい雪が降ってきて! すごいことになってビックリ。(笑)

でも、うれしそうです(笑)。ニューヨークは何度目ですか。
中川 実は初めてなんです。生まれて初めての憧れのニューヨーク! 今日まで、ほんっっとぉうに楽しみで、楽しみで。いろんなニューヨークが舞台の映画をあらためて観まくったり、ニューヨークの街を飛び回るスパイダーマンのゲームを楽しんだり、イメージトレーニング、バッチリでした。(笑)

イメージ通りでしたか。
中川 それ以上ですねー(うれしそうに)。初めてのニューヨークはすごく良い匂いがして、おしゃれで、格好良くて。ホントにこの地球の最先端、って感じです。こんなすごい街で、ずっとずっと大好きだったアニメソングを歌うことができるなんて夢にも思わなかったです。しかも、大好きな、大好きな、(アニソン界の大物の)影山ヒロノブさんと、大親友の「モーニング娘。’18」の(飯窪)春奈ちゃんが、卒業する前の海外ライブで一緒に歌えるなんて。もうね、「神様ありがとう♡」って言いたくなるくらいの最高な気持ちです。

ということは、出演オファーの時点でうれしかったですか。
中川 はい! もう飛び上がるくらいの勢いで(笑)。日本のファンの皆さんにも「ニューヨークでライブします!」って報告すると、みんな「行くよー!」って言ってくれて。で、本当に実際に来てくれて。

明日は楽しみですね。
中川 すごいんですよ、みんな。日本でもずっと応援してくださって、今回、グループでも来てくれたり、一人でも来てくれたり。ファンクラブツアーもないのに、個人ででもたくさん来てくれるって、心強いですよね。「大好き」って気持ちが、海をも飛び越えるって、やっぱりうれしいです。

ニューヨーカーのファンも待ってました。
中川 そう! アメリカに住んでる初めて会える方たちとも、アニメソングという素晴らしい魔法で一体になれる。ことしロサンゼルスでもライブをしたんですけれど、その時も、(天元突破)グレンラガンの「空色デイズ」という楽曲でみんなものすごく盛り上がってくれて。一人だけど、一人じゃないと思えるし、初めての人とも笑顔で仲良くなれるのがアニメソングという素晴らしい文化だと思います。

まさに魔法ですね。
中川 私は、子供のころから、アニメソングのおかげで、つらい時も苦しい時も乗り越えて来れたんですね。アニメソングから勇気や元気を頂いてきたんですね。なので、アニメソングを人前で歌うことが夢としてずっとあったんですけれど、今回、グレンラガンの夢が叶って、今度は、その先の子供たちや海外の人たちに元気を、勇気を与えたいっていうふうに夢のカタチが変わってきました。それもほんとに影山さんをはじめ、たくさんの先輩が海外で日本語のアニメソングをライブで広げてくれたおかげだと思うんですよ。

ニューヨークのアニメファンは原語(日本語)で歌いますよね!
中川 なので、その先輩たちの背中を追いかけて、そして今日という未来が来て、本当に幸せなんです。昔より子供が減ったからゴールデンタイムにアニメがやることが少なくなったんですけど、だけど、今、日本は配信サイトとかでリアルタイムだけじゃなくって、懐かしいアニメも、新しいアニメも全部スマホで見ることができるようになりましたし、昔も今も変わらず、アニメ好きな子供たちはいっぱいいますし、彼らのために、そして、未来を作る若い人たちのために、いっぱい勇気の出る、愛がたくさんのアニメソングを歌いたいなぁって思ってます。子供たちに笑顔を届けたいなとすごく思います。

LAでのライブは、日本でのライブと違いはありましたか。
中川 最初は一人で(ステージに)立つのが怖かったです。でも、この10年の間に、いろんな海外でもコンサートができて、そしてアニメソングもたくさん出合えたので、きっとダイジョブ!!と思って舞台に立ったら…例えば「空色デイズ」って曲は、日本でも人差し指を空に掲げてっていう振り付けがあるんですけれども、それだけじゃアメリカの方は我慢できないみたいで、オレンジのライトを両手に持って頭の上でぐるぐる回転させるという謎の動きを見せてくれて。(笑)

勝手にアレンジして。(笑)
中川 すごくうれしかったですね。興奮が収まりきらなかったみたいで(笑)。この10年の間に、どんどんアニメソングが育って、そしてみんな思い出として宝石のように輝き続けてくれてたんだなと思うと、すごく生きてて良かったと思ったし、初めましての人もたくさんいたのに、きっと会えてない間も、ね、それぞれの心に宝石が育っていて。で、会えたらスグに仲良くなれちゃうっていうのは最高だなと思いました。

では、しょこたんさんの今後の夢は、ずっとアニメソングに携わっていくこと、ですね。
中川 アニメソングは笑顔で世界をつなぐことができる文化だと思っているので。これまでも、アメリカ、フランス、香港などいろんな国でライブさせていただいて海外の皆さんの反応を感じられたので、これからも歌ってつないでいけたらいいなと思います。ニューヨークもやっと来れたので、これで終わりじゃなくて、次回につなげられるライブをしたいなと思います。生きていればお互いに会えるのでまたいつか来られるような、そんなパフォーマンスが出来たら良いなと思います。

ニューヨークに住む日本人にメッセージをお願いします。
中川 ニューヨークに夢を持って修業に来るってすごく勇気のいる大変なことだと思うんです。でも、昨日も地下鉄に乗ってみたら、たくさんのいろんな人種の方、いろんな国、いろんな街から来た人たちが一生懸命ここで生きてる姿を見て、すごく勇気を頂いたんですね。私も日本から来たけど一人じゃなくて、スタッフさんや待っていてくれたファンもいてくれて、そして一緒に生きてきてくれたアニメソングがあると思ったら、一人じゃないなって。絶対みんなも一人じゃなくて味方や大事な存在がいると思うんです。ニューヨークって最先端でいろんな新しいものとか素晴らしいものが生まれる街だからきっと刺激がありますよね。生きるって楽しいって思えるすてきな街だと思うんです。なので、いろんな経験をこの街でしてほしいなって思います。

中川翔子(なかがわ しょうこ) 職業:タレント、歌手
1985年5月5日生まれ、東京都出身。2002年芸能界デビュー。歌手・女優・タレント・声優・イラストレーターなど、多方面で活躍。東京2020大会マスコット審査員や、2025年万博誘致スペシャルサポーターとしても活動中。また、近年は女優として積極的に活動を行い、2015年朝の連続テレビ小説「まれ」、2017年TBS系「あなたのことはそれほど」、2018年ミュージカル「戯伝写楽2018」、NHKドラマ「デイジー・ラック」などに出演。11月28日にはニューシングル「blue moon」をリリース。ディズニーアニメ「シュガー・ラッシュ:オンライン」(日本12月21日公開)でラプンツェル役で声優出演する。
公式サイト:www.shokotan.jp

(2018年12月15日号掲載)

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