〈コラム〉子供が欲しいなら婚活とセットで

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女性のためのハッピーな妊活講座(前編)

幸せな結婚の見つけ方〜結婚ってやっぱりいいですよ〜 第10回

国際結婚の幸せプロデューサー 松本直子

幸せな結婚の見つけ方-10-1「結婚したい!」という男性と女性のために月に1回、ニューヨークで対面のコンサルテーションを行っています。もともと、外国人男性を対象にスタートしていますが、最近は、日本人女性、日本人男性のコンサルをさせていただく機会も多くあります。

ニューヨークはキャリアの高い女性がバリバリと働ける街。しかもデートの機会はそこそこありますので、結婚を意識し始めるタイミングは、男性も女性も遅くなりがち。

40代半ばを過ぎた女性から、「松本さん、どうしてもわたし自分の子供を産みたいんです」というご相談を受けることが非常に多いのです。

妊活は、婚活の次に来る課題ではありますが、婚活をする際には現実的な可能性を考えて行動したいという思いが先に来るというのはもっともなことです。

ただし、女性の場合にはバイオロジカル・クロックという時間との闘い、残酷なプレッシャーを意識しなければなりません。子供が欲しいと考えている女性は、婚活と妊活をセットに、できるだけ早い時期に婚活そのものをスタートしてくださいということをわたしたちは伝え続けています。

子供を授かりたい女性たちの悩みをなんとか解決する方法はないか? と、わたしたちはいつもいつも一緒に答えを探し続けています。

先日、国際結婚の婚活をテーマにオンラインで女子会を開催した際にも“妊活”についてのご相談をたくさんいただきました。その時に初めて知ってショックだったのは、米国で不妊治療を行う際には、女性が40歳を過ぎると、自分の卵子ではなく、エッグドナーから提供された卵子での不妊治療を勧められることが多いという話でした。もちろん、全てのドクターがそう勧めるのか? といえばそうではないでしょうし、交渉をすることもできるでしょう。しかしながら、そこまでして妊娠、出産、そして子育てを望むかどうか? また、日本人は比較的消極的ですが、アダプションという制度で他人の子供を自分の子供のように育てるということは考えられるかどうか? 子供を授かり大切に育てることの意味や、幸せの定義について考えさせられた、素晴らしいテーマの女子会でした。
【後編に続く-6月12日公開-】

〈筆者プロフィル〉まつもと・なおこ 武蔵野美術大学空間演出デザイン科卒。自身の国際結婚の夢をかなえるため、1999年南青山で国際結婚の情報サービスをスタート。東京、NY、LA、SF、シンガポールと世界を拠点に国際結婚&海外在住日本人の結婚をサポート。スピードデート、BBQパーティーなど婚活イベントや恋愛セミナーを定期的に開催。皆さまの幸せな結婚をプロデュース中。
【ウェブ】kaiwa-usa.com/

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