「ユナイテッド・ポラリス」ラウンジ、ニューアーク空港にオープン シカゴ、サンフランシスコに続き3カ所目

0

ユナイテッド航空(本社:シカゴ、最高経営責任者:オスカー・ムニョス氏)は6月4日、長距離国際線向けビジネスクラス「ユナイテッド・ポラリス」の旅客専用ラウンジを、ニューアーク・リバティー国際空港(EWR)にオープンした。ターミナルCの保安検査場を通過したC102ゲートとC120ゲートの間に位置する。同空港における「ユナイテッド・ポラリス」ラウンジのオープンは、シカゴ、サンフランシスコに続く3カ所目となる。今年夏にはヒューストン、秋にはロサンゼルスで順次オープンする予定だ。

同航空によると、ニューヨーク/ニュージャージーは、同航空のハブ都市の中で、出発する顧客数が一番多い地域。世界中の起点となる同地域でのサービスを充実させるとともに、さらなる海外都市への拡大も目指す。ニューヨーク/ニュージャージー地域担当社長のジル・カプラン氏は「今年5月から乗り入れを開始したポルトガルのポルト、アイスランドのレイキャビクのように、今後も引き続きニューアークより海外都市への乗り入れ路線を拡大してまいります」と述べた。

2.7万平方フィートの空間に万全な設備

総面積2万7000平方フィートを超える広々としたラウンジに用意された座席数は455席。15種類の座席には570カ所の電源コンセントと450個のUSBポートを設置。また、電話用のパーソナル個室が4部屋あるほか、レインフォール・シャワーと英国の自然派ブランド「ソーホーハウス& Co.」のアメニティを備えたシャワースイート10部屋を完備している。

さらには米高級デパート「サックス・フィフス・アベニュー」の寝具類を備えた、仮眠が可能なプライベート・デイベッドを10台配置。仕事をしたい人も仮眠を取りたい人も、用途に合わせて過ごすことができる。

NYの大都市が放つエネルギーを表現

同ラウンジは、 ニューヨークと海外都市のエネルギーの融合を表現している。

シックでモダンなインテリアに存在感を放つ12星座を模した照明 は、ブルックリン発のデザイン研究所「リチャード・ クラークソン・スタジオ」が制作した。

定番と海外のトレンドを合わせた料理、ダイニング・エリア

バーでは、本場ニューヨークのカクテルの魅力を反映し、 キューバ・リブレをアレンジした「Fernet About It」や、自家製アニスを漬けたウォッカを使った「 ユナイテッド・ポラリス・スター」など、 豊富なドリンクを用意する。

また、48人収容可能なダイニング・エリアでは、 ニューヨークのシェフJohn Glowacki氏監修による定番料理に、 世界のトレンドを取り入れた創作料理を提供する。 ジャガ芋のラトケスやポレンタのフライ、 バルサミコ酢を煮詰めたソースで味付けした天然キノコのリゾット などが味わえる。

さらに、ビストロ風ビュッフェコーナーでは、 セルフサービスのベーグル・バーやサンドイッチ、 ハムの盛り合わせなどを用意している。

「ユナイテッド・ポラリス」新シート、20年までに平均10日に 1機のペースで搭載

長距離路線を利用する旅行客のために、 機内での快適な睡眠を徹底的に追求した「ユナイテッド・ ポラリス」の新シートは、今後20年までに平均10日に1機のペ ースで搭載していく。

また、 乗客のリクエストに応じて提供していた冷却ジェル入り低反発枕を 全シートで提供している。

(2018年7月14日号掲載)

 

Share.