ニューヨークの地下鉄はエンターテインメントに溢れている

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電車の中でも自由な人々

新米ニューヨーカー・さめこのニューヨーク通信(10)

鮫川コラム

こんにちは、新米ニューヨーカーでライターのさめこです。いきなりですが、ニューヨークの地下鉄は日本ではあり得ない事がよく起きます。

思い思いに過ごすニューヨーカー達

例えば夏になるとビキニ姿のセクシーお姉さんが普通に電車に乗っていたりします。ある時は車内でリンゴを丸かじりしているお姉さんも。このお姉さんはあまりにも激しくリンゴを丸かじりするので、リンゴの汁が私の顔にかかるというハプニングもありました(笑)。またある時は、なぜかマグカップでコーヒーを飲んでいる人も。そのマグカップはどこから持ってきたのでしょうか? 家を出る時に急いでいた為、うっかり持ってきてしまったのでしょうか? 色々と妄想せずにはいられません。

地下鉄はパフォーマンスの場!?

また電車に乗っていると、様々な人がやってきてはパフォーマンスをしていきます。ある時はホームレスの人が「私の名前はスーザンです!」と大きな声で堂々とプレゼンテーションを始め募金を募ったり、ある時は黒人のおじさん4人組がチップ用の袋をふりまわし、ソウルフルな歌声で熱唱しながら車内を練り歩いたり。

電車の中でダンスをする少年達も!

一番ビックリしたのは、大音量の音楽をかけてブレイクダンスを披露する少年達。車内のポールを駆使して空中ダンスをしたり、逆立ちをして更に頭で回るようなアクロバティックなダンスを披露します。聞いた話によると、電車の路線や駅間によって揺れや乗車時間が違うので、それを計算して踊っているのだとか。かなり危なくて迷惑な行為だけれど、そこまで行くともはや趣味の領域を超えてプロ意識さえ感じます。でも車内で許可なくダンスをすることは禁止されており、「A subway car is no place for showtime.」と書かれたポスターも貼られていますので、みなさんは絶対真似しないでくださいね。

さめこ【執筆者】
さめこ 青山学院大学フランス文学科を卒業後、IT企業にてWEB広告制作・メディア編集者として7年間勤務。プライベートではマクロビオティックやローフード、オーガニック料理ソムリエなどの資格を取得し料理教室を主宰していました。現在はニューヨークにてライターをしています。個人ブログ「さめこのニューヨーク通信」やinstagramでもNY情報を発信中。
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