〈コラム〉Jun Motai Coaching 罍 純介「本当のリーダーになる」第14回

0

motai_column

コーチングの醍醐味

コーチングは先ずその場が安全で安心出来る環境であることを確保することから始まります。それはコーチとクライアントの信頼関係の基礎を築くということです。コーチングはクライアントの問題解決をすることが目的ではありません。クライアント自身がどんな価値観を持っているかを明確にしながら、捉われている視点から解放し、目指したい自分を発見していくことに焦点を合わせていきます。
ここでとても大切な基本的概念に触れます。「人はもともと創造力と才知にあふれ、欠けるところのない存在である」。つまり自分自身の持っている力を信じていくという意味です。言い換えると、答えやヒントは自らの中にあるということです。

非日常のスペース
その答えを見つける際に時として役立つことは、普段の環境ではないスペースを使うことです。毎日同じ風景を眺め同じ環境にいると斬新なアイデアは湧いてこないでしょう。このような環境を見つけることも必要なのかもしれません。それを非日常のスペースと呼びます。重要なことは、そこで浮かんだ発想が自分の価値観に沿ったものかどうか、自分の中でどの程度響いているのかどうかを確認することです。

 発想から行動へ
そしてそれらの発想を行動に結びつけます。行動を起こすことでさらなる発想やヒントが明確になっていきます。
◇ ◇ ◇
このようにクライアントは想像の翼を広げて大空に向けて飛びたい方向へと伸び伸びと飛んでいくのです。その姿を見守ることほどコーチにとって嬉しいものはありません。コーチはクライアントと共にダンスを楽しむのです。これこそがコーチングの醍醐味だと言えます。

(第15回は11月第3木曜日にwww.nybiz.testでのみご覧になれます)

Mr. Motai
〈プロフィル〉 罍 純介(もたい じゅんすけ) CPCC(Certified Professional Co-Active Coach)。YKK(株)、バンカース・トラスト銀行東京支店、NY本店でパートナー、マネージング・ディレクター、東京トレーディング責任者歴任。東海銀行NY支店を経てMotai Advisors, LLCを起業、Jun Motai Coachingのブランドでリーダーシップ・ライフコーチングに従事。金融最前線のトップディーラーから人に焦点を当てたコーチングの分野に転身。【ウェブ】www.junmotaicoaching.com

コラム一覧

Share.