ヒマラヤ聖者、ライフマスター ヨグマタ相川圭子の変容への旅（121）
11月25日、福岡での法話会
12月を迎え、街にはクリスマスのイルミネーションが明るく飾られています。みんなの心も心なしかウキウキするような感じかもしれません。
心のウキウキはリラックスをさせ、緊張がほどけ、活動的になります。ただしそれは欲望の方に行くことにもなるのです。
人は生きるなかで警戒をしています。太古から、身の安全を考え、周りを警戒して生きてきたと思います。自分に危害を加えるものはないかと緊張して身構えています。アンテナを張り、好き嫌いで選択しています。体と心を緊張させます。家に帰ると緊張が外れ安心するのです。仕事の責任感で、根を詰めて緊張し、人と出会っても緊張します。夫婦においても喧嘩をすると、相手を批判し、受け入れることができず、緊張があるのです。
生きることで常に心身に塊を作ります。ストレスをためるのです。心身の新陳代謝がうまくいかず、エネルギーを消耗しています。食べ物でも、体を元気にするつもりが、食べ過ぎると体に過剰な負担がかかっています。お酒、たばこ、食べすぎなどでストレスが生じ、塊を作り、潰瘍や癌を作るかもしれません。しかし見えないところで体と心が懸命に働いて、常にバランスを取り戻そうと努力しているのです。
また人は塊があると苦しくなるので、それを感じないように、心や体が楽しいことを追い求めています。一時的には楽しいのですが、あとで空しくなったりします。仕事であったり趣味であったり、大変な数の楽しませるものが、世間に氾濫しています。もちろん薬を飲んでよくしたり、マッサージにかかったり、その塊を一時的にほどいたりします。あるいは塊をそのままにして、心の楽しさで紛らわせます。人はそういうことをして一生を終えていくのだと思います。
そうではなく根本からよくする、それがヒマラヤ秘教です。
思い切ってそうした道を歩むのです。ヒマラヤ聖者は悟りを得て、人々を根源から生まれ変わらせ若返らせる力をいただきました。本来不可能なことなのですが、マスターに出会うことで、人生の指針をいただき、楽に生きることができるのです。なぜなら悟ったヒマラヤ聖者は、見えないこの人間の小宇宙を知り尽くし、何をどうしたら生まれ変われるかを自らが体験的に知っているのです。私はヒマラヤシッダー瞑想を伝授しています。それはあなたを源につなげます。あなたは、源からの生命エネルギーをいただき、すべての緊張がほどかれ、生まれ変わるのです。
（次回は1月1日号掲載）
〈筆者紹介〉
ヨグマタ 相川圭子（あいかわ・けいこ）
世界初の女性ヒマラヤ大聖者。標高5000メートルを超えるヒマラヤの秘境にて死を超える修行を重ね、神我一如に長い間とどまる最終段階のサマディに到達し、究極の真理を悟る。世界平和と真理の証明のためにインド各地で計18回公開サマディを行い、その偉業はインド中の尊敬を集める。2016年６月より３回国連本部で平和のスピーチを行う。現在、世界各国で法話と瞑想秘法伝授を行っている。17年４月よりＴＢＳラジオにて生き方を語る。
