ウィキペディア、欧州で評価受ける

欧州の文化、社会、社会科学への多大な貢献を評価して人・団体に毎年授与される「エラスムス賞（Erasmus Prize）」が「Wikipedia（ウィキペディア）」に授与されることが15日、発表された。これはウィキペディアが広く一般的にアクセスできる百科事典を通じて知識の普及を促進していることが評価されたもの。
ウィキペディアは世界中の誰もが自由に新規記事の執筆や既存の記事の編集を行うことができるオンライン百科事典。世界中の多くのボランティア編集者によって現在287の言語で記事が執筆、編集されている。
開かれた情報が与えられない国々では、ウィキペディアは重要な役割を果たしている。今秋、賞金の15万ユーロ（約2054万円）がウィキペディアのコミュニティー代表者に贈られる。（「WEEKLY Biz」（ニューヨーク）2015年１月24日号掲載）