〈Topic〉7年ぶりに平成中村座

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リンカーンセンターに日本村が誕生

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劇場前に設置された八つのブースで、日本の伝統芸術を披露する職人ら=1日、ニューヨーク(撮影・三浦)

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歌舞伎の隈(くま)取を描いた祭り絵師の船橋一泰さん=同

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市松抱き人形作りを実演する藤村光環さん=同

世界中から選ばれた舞台芸術の祭典「リンカーンセンター・フェスティバル」が7日からリンカーンセンターで開催される。1996年から開催されている注目の祭典に7年ぶりに平成中村座が帰ってくる。
2007年に、故・中村勘三郎さんが同地で上演した歌舞伎演目はニューヨーカーに高く支持され、話題となった。今回の演目は「怪談乳房榎(かいだんちぶさのえのき)」で、7日から12日までリンカーンセンターのローズ劇場で上演される。
フェスティバルが始まる1週間前となった1日には、リンカーンセンタープラザ内にあるデイヴィッド・H・コッチ劇場前に、平成中村座の再上陸を記念し、日本村(Japaneses Artisan Village)が誕生した。
日本から招待された陶芸、習字、てぬぐい、祭り絵、うちわ、日本人形、かんざし職人らが各小屋で日本の伝統的な手芸技術を披露するとともに、作品の販売を行う。13日までの日曜日から木曜日は正午から午後8時まで、金曜日と土曜日は午後9時まで一般に開放されている。
公演情報はwww.lincolncenterfestival.org参照。
(「WEEKLY Biz」(ニューヨーク)2014年7月5日号掲載)

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