高級レストランの味を小料理屋スタイルで

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オーナーシェフは「ブーレイ」などで腕を磨いた日本人女性

チャイナタウンにある「Rabbit House」

内緒にしたい隠れ家レストランがまた一つ、マンハッタンにできてしまった。シェフはニューヨークの高級レストランの数々で経験を積んだ日本人女性。チャイナタウン、グランド・ストリート駅から徒歩1分の好立地に「ラビット・ハウス」は静かにたたずむ。

サイドのベビー・キャロットとバルサミコの炒め&ベビーリーフサラダも味わい深いシグネチャーメニューの「トラップト・ラビット」

サイドのベビー・キャロットとバルサミコの炒め&ベビーリーフサラダも味わい深いシグネチャーメニューの「トラップト・ラビット」

オーナーシェフの佐久間良子さん

オーナーシェフの佐久間良子さん

オーナーシェフ佐久間良子さんの経歴を見れば、食通ならすぐその腕前に確信を持つだろう。フレンチの巨匠、デービッド・ブーレイ氏の「ブーレイ」、セレブ御用達寿司(すし)レストラン「ジュエルバコ」をはじめとし、「ナルシッサ」「デルポスト」など、ニューヨークの食文化をリードするハイクラスレストランの名がずらりと並ぶ。

「小料理屋を作るのが夢だったんです」と、華やかな経歴とは裏腹に、控えめで職人気質の佐久間さん。欧州料理で培った確かな技術をカジュアルで温かい雰囲気のお店で提供したい。理想は日本の小料理屋の女将さん。そんな15年前からの夢を今年4月、ついに実現した。

シグネチャーメニューは「トラップト・ラビット(24ドル)」。さっぱりしたうさぎ肉でしそ、シイタケ、にんじんを包み、豚の脂身でさらに包むことでコクを加える。野菜を隠し味に使ったソースでいただくと、一口ごとにうま味が広がる。

レンガ造りの壁が効いた居心地のよい雰囲気の店内

レンガ造りの壁が効いた居心地のよい雰囲気の店内

店内はレンガ造りの壁が効いた居心地のよい雰囲気なので、女性の好みでデートの利用にも最適。日中はランチ、カフェ利用も可能。ハッピーアワーが正午から夜8時までと長いのも特徴だ。

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「年に一度のスペシャルな日しか行けないお店にはしたくなくて」と佐久間さんは笑顔を見せる。「気軽にリピートしてもらえるプライスや雰囲気にしたかったのです」。バー8席・テーブルが6席、パーティー立食なら20人まで対応可能。さまざまなシーンで訪れたい。

 

Rabbit-House_logo◎情報
Rabbit House(レストラン、ワイン&酒バー)
【住所】76 Forsyth St(bet Grand St & Hester St),NYC
【営業時間】ランチ 正午〜午後4時、ディナー 午後5時〜午前0時、ハッピーアワー 正午〜午後8時
【ウェブ】www.rabbithouse.nyc
【フェイスブック】
インスタグラム

 

(2016年7月2日号掲載)

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