「本当においしい生鮮食料品が買える店」でありたい

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来年で創業110周年 日系スーパー「片桐ニューヨーク」

 

生鮮食品だけでなく、日本の商品なども幅広く並ぶ明るい店内

生鮮食品だけでなく、日本の商品なども幅広く並ぶ明るい店内

 
地下鉄59ストリート駅から2ブロックで、トラム乗り場や、クイーンズとマンハッタンをつなぐバス「Q32」の停留所の目の前という好立地にある日系スーパー「片桐ニューヨーク」。
鮮魚・精肉が手に入る

同店は鮮魚・精肉などの生鮮食料品に特にこだわりをもっており、「本当においしい生鮮食料品が買える店」でありたいという。

鮮魚担当の原栄吉さんは20年のキャリアを持つその道のプロ

鮮魚担当の原栄吉さんは20年のキャリアを持つその道のプロ

 

鮮魚は、築地の魚を直送してもらい、アジの刺し身など通常ニューヨークのスーパーでは入手が難しい商品も扱う。難しい魚でも最も適した処理を施せるのは、専属20年以上のベテラン原栄吉さんがさばき続けているから。

「片桐はお魚が良い、と口コミで広まりつつあると伺い、光栄に思っています」(同店広報)。

さらにその先を目指し、刺し身で食べられる魚の種類を増やすなど、常に新しい取り組みを実施している。個人でも、欲しい魚を注文し、仕入れてもらうことが可能。詳しくは店頭で直接相談を。

A4等級和牛も取りそろえ

和牛の取り扱いも始めており、日本のスーパーで通常扱われるA3等級を上回る鹿児島県のA4等級(A5が最高等級)を仕入れている。「和州牛ではなくて、和牛の方がグレードは上。味の違いはスグ分かりますよ」。日本野菜はカリフォルニアから直送。無農薬野菜は、バージニア州で無農薬の日本野菜を育てる鈴木ファームから仕入れている。

毎月29日は肉の日、土日は鮮魚20%引き

新鮮な野菜もずらり

新鮮な野菜もずらり

こだわりのセレクションを試すには、割引日が狙い目。毎月29日は肉の日で、精肉が20%引き。土日は両日とも鮮魚20%引きだ。

16日から26日には北海道フェアを実施、普段ニューヨークでは購入できない特産品が店頭に並ぶ。

来年で創業から110年を迎える同店。節目を前に、さらに生鮮食料品にこだわりのある店として発展していきたい意欲を燃やしている。

◎情報
片桐ニューヨーク
【住所】224 E 59th St(bet 2nd & 3rd Ave)
【電話】212-755-3566
【営業時間】週7日、午前10時〜午後8時
【ウェブ】katagiri.com/
【デリバリー】あり。電話、FAX、オンラインで注文。50ドル以上は無料。50ドル未満でも5ドルの追加費用のみで、マンハッタン(月―土)、クイーンズ&ブルックリン(土)へ配達してくれる。即日配達希望の場合は午後2時までに注文

(2016年9月3日号掲載)

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