日本クラブ総料理長の安陵秀樹氏「支援基金」設立

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車の接触事故で集中治療室での治療続く
友人ら、ウェブで支援呼び掛け

マンハッタンの日本クラブで総料理長を務める安陵秀樹氏の治療を支援する基金「日本クラブ安陵秀樹総料理長支援基金」がこのたび、友人らによって設立された。

安陵氏は10月24日、通勤途中に後方からの車の接触事故に遭い、脳を損傷。幸い一命は取り留めたものの、事故から2週間ほどたった今も意識は戻らず、集中治療室での懸命な治療が続いている。「主人の早い回復を望むものの、今後も長引くであろう治療、米国の莫大(ばくだい)な医療費への不安は拭えません。何卒(なにとぞ)ご支援お願い申し上げます」と、妻のさおりさん。

安陵氏は1993年にシェフとして日本クラブに入社。2000年より同クラブ総料理長を務める。コロナ禍では、ニューヨークの医療医療従事者や警察官らへ無償で弁当を差し入れる「お弁当プロジェクト」(ニューヨーク商工会議所と合同)を実施。過酷な状況下で働くフロントラインワーカーのために、栄養価の高い日本の弁当を作り続けた。

【基金URL】https://gofund.me/b422233b

(2023年11月11日号掲載)

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